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仙界にいた時、オクナムは自分がバウセを愛しているということを、ずっと後になって気づいたようです。
そのバウセに、人間界で会えた・・・と、そう思ったのです。
そして二人は結婚したのです。
幸せな穏やかな毎日でした。
でもある日、夫は崖から転落し、亡くなってしまったのです。
その後、羽衣を探したけど、結局、夫は持っていませんでした。
普通の人間の目には、老オクナムとしか見えません。
でも、今は、イヒョンとグム、そしてイ教授も若い姿のオクナムが常に見えているようです。
イヒョンは、意図せずにグムとオクナムの間に割り込もうとしてしまいます。
ある朝も、グムがオクナムに話しかけようとすると、突然質問しました。
「もしかして、以前、俺と水浴びを?」
はぁっ・・・と言う表情のオクナム、グム、そしてイ教授。
次の瞬間、すぐに“冗談です”と言ったイヒョン。
おいおい・・・
今度はイ教授が、オクナムの歳を聞きました。
すると、突然の頭痛を訴えたイヒョン。
結局、その答えを聞く状況じゃなくなっちゃって・・・。
でもまんざら嘘でも無さそうです。イヒョンの脳裏に、突然フラッシュバックのようにオクナムの可愛い姿が浮かぶんですよ。動揺しても仕方がありません。
ムン・チェウォンさん特有の話し方が可愛いのなんのって
自分がおかしくなったのかと、イヒョンは悩みました。
イ教授は、“記憶”なら、実際に体験したことだと言いました。
“実際に体験したこと?”・・・と、イヒョンはますます混乱しました。
「恋をしなさい。」
と、イ教授が突然言い出しました。
恋愛経験が無いから、ストレス障害になったんだと。恋愛感情を持つことで症状が治るかも・・・なんてね。ホント
「つきあって。」
と、つい言葉に出しちゃったイ教授。
聞いたイヒョンも驚いたけど、言った本人も焦りました。
こうやって好きな女に告白しろってことよ・・・と誤魔化しました。
もしかしたら、記憶が戻り始めたのかしら・・・とオクナムは頬を赤らめて思いました。
でもね、よく考えてみたら、オクナムは夫と水浴びをしたことは無いんです。
えじゃぁ、イヒョンの頭に浮かんだあのシーンは何
オクナムがお昼にコーヒーを買いに来たイヒョンを、ランチに誘いました。
と言っても、彼女が手づくりしたお弁当です。
蓮の葉で包んだご飯を渡された時、また別のシーンが頭に浮かんだイヒョン。
オクナムとバウセ、そしてイジが一緒にいます。
バウセが懐に入れていた手紙を取ったオクナム。恋文のようです。
でも、読まれる前に扇子で風を起こして取り戻したバウセ。その扇子に蓮の花の絵が描かれていました。
「いつかその蓮の扇子をちまきの葉にする。」
と、悔しそうに言ったオクナム。
「ついに実行したのか。」
と、思わず呟いたイヒョン。自分でも全く無意識のうちに呟いていたのです。
いつも一人でお弁当を?とイヒョンが聞きました。
「いつもはチョムスンと一緒です。」
ああ、あの猫・・・とイヒョン。
「チョムスンはただの猫ではありません。私の娘です。」
あ・・・また理解不能なことを聞いた、とでも言いたげなイヒョンの表情です。
でも、イヒョンは、オクナム=仙女だと言う事を自分でも意識しないうちに信じ始めているようです。
「チョムスンがいなくて一人でお昼を食べる時は、もし俺が授業が無かったら・・・。」
と、イヒョンが回りくどく話し始めました。
そしたら、オクナムが途中から引き取るように言葉を挟みました。
「お弁当を食べに来てください。いつでも待ってます。」
何だか、知らず知らずのうちに、イヒョンは心が浮き立っていました。
グムはチョムスンの代わりに出版社の人と会いました。
契約を交わし、インタビューも受けました。
でもね、それは思わぬ多方面に影響を与えてしまうことに。
だって、官能小説でしょ?
正体が分からない作家だったのに、いきなり顔を公表しちゃったことになりますからね。
注目の的になっても仕方がありません。
同じ大学の学生は勿論、同じ研究室のジョンミン、そしてイヒョンも、イ教授も知っちゃった。
皆、身代わりだとは露ほども思わず、見かけとは違うグムの別の面を見たとからかいました。
チョムスンは、グムから友達を作れと言われました。
自分も昔は虫とばかり遊んでいたけど、人間の友達もいいもんだって。
それでチョムスンが思いだしたのは、以前声をかけて来たオム・ギョンスル。
オクナムからも、同じことを言われたチョムスンは、オム・ギョンスルのバイト先のクラブに行っちゃった。
お酒も飲んじゃった、たくさん。
大丈夫
グム母も、ネットで息子の記事を見ちゃった。
官能小説家
さぁ、どー出る