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翌朝、ドンジュは目が覚めた時、自宅にいるのに気が付いてほっとしました。
全部夢だと思いました。
「好きなの」
と、叫んだことも。
でもね、隣で寝てるのはエンドゥだし、その向こうにはノクドゥも寝てる。
現実だということは、すぐに分かりました。
だって、村の寡婦たちが噂してたんですもん。母と娘で一人の男を巡って・・・と。
ノクドゥは、エンドゥに言い聞かせていました。
“お兄様”ではなく、“お姉さん”と呼ぶようにって。
万が一男だとばれたら、殺されてしまうと言って、やっと納得させましたが、怪しいもんです。なにせ、まだ幼いんですもんね。
このエンドゥを演じてるパク・ダヨンちゃんが上手い 子役だけど、本当に上手い2019年のKBS演技大賞で青少年演技賞を受賞していましたね。将来が楽しみです。
ノクドゥはファン先生にはきちんと説明しました。
ファン先生は男なので、寡婦村で生活はできません。だから、ノクドゥとドンジュ、そしてエンドゥの3人での生活になりました。
爆笑したのは、ノクドゥを見てユルムが逃げ出すところ。
その走りがマジ
そしてそれを追いかけるノクドゥの走りもマジ
気の抜いた走りじゃないんです
あまりにも真剣なので、爆笑してしまった私です。
ノクドゥが女装のままで激走するんですもん。
2人とも、あの靴であの速さを出すのは凄いと思うほどです。
ま、走り方は置いといて。
その様子を見たヨン・グンはショックを受け、妓女たちは呆れました。
ラストは、ユルム、足を滑らせて池に落ちてしまいましたよ。助けようと伸ばしたノクドゥの手を掴むことを拒否しちゃったんでね。
逃げるのを諦めたユルムは、ノクドゥにきちんと話をしました。
「あなたは私が心を寄せている人の母君です。それをわきまえて接してください。」
“心を寄せる”と言う経験が無かったノクドゥは、それをどうやって判断するのか、ユルムに聞きました。
「何故分からないのです。会えば幸せを感じて、些細な事でも気になる。恋心は咳のように隠せぬものです。」
「諦めます。無礼を働いてすみませんでした。」
あっさりノクドゥは言いました。
ユルムも拍子抜けするほどでした。
ドンジュは一人でぼんやりと座り込んでいました。
隣に座ったノクドゥが、食事はしたのかと問いました。
ドンジュは、それどころじゃありません。村中で噂されてるんですもんね。
「好きな人って誰だ?」
と、ノクドゥが聞きました。
恋心は隠せないと言うが、俺が愚鈍なせいか、お前の心が分からない・・・と。
「出まかせよ。」
と、ドンジュは言いましたが、本心だったと言う事はノクドゥにも分かっています。
あんただったら、あんたみたいな人を好きになる?とドンジュ。
確かに・・・とノクドゥは思いました。
ノクドゥは一人で家に帰りました。
その夜、ドンジュは帰って来ませんでした。山のアジトで寝たのです。
その翌日も、ドンジュは食事には帰って来ましたが、夜は山のアジトで寝ました。
夜、またあの鈴の音が聞こえました。
信女が寡婦の霊を慰めるという日です。
村の寡婦たちはいっせいに明かりを消し、家に閉じこもりました。
あの寺にまたホ・ユンたちが集まる日でもあります。
宮中では、大妃が光海君を呪詛したと言う疑いがかけられ、幽閉されてしまいました。
永昌大君も同様です。
チルソンがこの知らせを持ってホ・ユンの元に駆け付けました。
ただちに寺を出たホ・ユンたち。
その後を、ノクドゥが追っていました。
ホ・ユンとチルソンの話を耳にしたノクドゥは、彼らが島の自分たち家族を襲えと命令した者だと気付きました。
“王様”と言う言葉も聞きました。それがどういう意味を持つのか、分かりませんでした。
20年前、まだ世子だった光海君は生まれたばかりの我が子を殺そうとしました。
死んだと思っていました。
その子の始末を、チョン・ユンジョ・・・ノクドゥの父が命令されました。
土に埋めようとした時、声が。死んではいなかったのです。
赤ちゃんをユンジョが抱き上げた時、ホ・ユンが現れました。
ホ・ユンは、光海君から、赤ちゃんとチョン・ユンジョをこの世から消せと命令されていました。
でも、出来ませんでした。
チョン・ユンジョは死んだ子を埋め、自分はユンジョを殺した・・・とホ・ユンは光海君に報告したのです。
やっぱり、ノクドゥは光海君の息子ですね。
家に戻ったノクドゥはドンジュが帰っていることを知り、ほっとしました。
ドンジュは明かりが無いとうなされて眠れない事を知っています。
だから、本当は明かりをつけてはいけない日だけど、ノクドゥは火をともしました。
窓や入口に布で覆いをして、外に明かりがもれないようにしました。
優しくしないで・・・とドンジュ。優しくするのは恋人にだけにしてと。
もう隠せないとノクドゥは思いました。だから、恋人の事は嘘だと言おうとしたのですが、ドンジュは聞きたくないと寝てしまいました。
ノクドゥもドンジュも自分の気持ちに気が付いています。
でも、一歩踏み出せないのです。
ノクドゥはまだ確信が持てないから。そしてドンジュには人生をかけた目的があるから。
端午の節句になりました。
男女の出会いの日でもあるようです。
朝から寡婦たちも楽しそうです。
でもま、寡婦の自分たちには関係無いことだけど・・・と言いながらも、一種のお祭りのようなイベントもあるようで、心浮き立つ思いがするのは仕方がありません。
ノクドゥは決心しました。正直に話そうと。
で、夜ブランコのある広場に来て、話があるから・・・とドンジュに言ったのですが、ドンジュは拒否。
聞きたくないと言いました。意味のない話だからだと。
俺が何を話すか分かるのか?とノクドゥ。
お見通しよ・・・とドンジュ。
「話を聞かないのは、ヨルムが好きだからか?」
うん・・・とドンジュは頷きました。
ノクドゥはキム・スクたちとお酒を飲みました。
ついつい、想いを諦めると呟いてしまいました。
キム・スクたちは、確かじゃないのに諦めるの?と励ましました。
そうだとノクドゥも思いました。
で、家に帰ろうとしたのですが、あんまり酔っぱらっちゃってたので、溝に落ちちゃった。
どろどろになった体を洗ったノクドゥ。
酔いも覚めました。
ドンジュとの思い出を思い起こしていました。そして気付いたのです。
ドンジュが好きなのは、自分だと。
部屋に戻るなり、ドンジュに言いました。恋人などいない・・・と。
「お前が好きだ。」
隠せないそうだ。ヤツがお前を見ても、お前はヤツを見ない。俺を見てる。そうだろ?
何にも知らないくせにと、ドンジュ。
ノクドゥが、kissしました。
「答えてくれ。」
そして、そっとドンジュの顔を両手で包み、もう一度kissしようとした時、入り口のドアが開いた
開けたのは、ユルム。
ユルムは、エンドゥが口走った言葉から、ノクドゥの正体に気が付いたのです。
ノクドゥ、体を洗った直後とて、上着を着てなかったから、もう隠しようがありません。
ユルムの表情が、初めて険しいものになってます。