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ギョンの言葉を聞いて、カン・イスは王に対して抱いていた考えを変えたようです。
ギョンは世子の時、左議政のせいでカン・イスを窮地に追いやった過去がありました。
今度は違うと言いました。
カン・イスはギョンを信じる気になったようです。娘を託して良いと。
やっとギョンも心の内を話せて、気が楽になったかもしれません。
この話を、よりによって左議政が聞いていた?聞こえてたの?
とにかく、カン・イスと王が近しくなるのは、警戒すべき事だと今も思っているようですから、不安です。
カン・イスは志を同じくするペク・チャヨンに言いました。王と共にこの国を変えてみようと思う・・・と。
でも、彼らが目指しているのは、民による世を作ると言う事です。王政ではなく・・・。
だから、王と意見が合うとは、ペク・チャヨンには思えません。
ペク・チャヨンは10年前、カン・イスが流罪になった時の上疏の写しを見せました。100人の署名がありました。そして最後には、ギョンの名前も。
これがあるから、ペク・チャヨンはギョンを信じることが出来ないのです。
彼らの頭領は“竜”と呼ばれる人物です。これが、なんと、イ・ジェファなんですね。
表向きの明るくノー天気な落ちぶれた王族というイメージとは正反対の顔も持っているということです。
揀択が行われた広間に、ノリゲが落ちているのをファン内官が見つけて来ました。
ギョンは見覚えがありました。
最終の揀択が行われました。
残ったのは3人。
領議政の縁者の娘と、左議政の娘ヨンジ、ウンギです。
その結果、目出度くウンギが選ばれたのです。
そして、親迎の日の惨事へとつながって行ったのです。
死んだと思われていたギョンが突然息を吹き返しました。
ウンボは押さえつけられ、顔の覆いをはぎ取られました。でも、次の瞬間、ギョンを蹴り、逃げ出したのです。
ふらふらと現れたギョンを見て、警護の兵も女官たちも大騒ぎ。
最初は幽霊かと恐怖に襲われましたが、どう見ても生きている王です。
一斉にひれ伏しました。
ギョンはまた倒れてしまいました。
大王大妃も大妃も、そして領議政たち家臣たちも皆、理解出来ませんでした。
が、確かにギョンは生き返ったのです。
意識が戻ったギョンが、まず聞いたのは、ウンギのこと。
ウンギの遺体を見たギョンは、呆然自失。遺体に縋って号泣しました。
魂が無くなったようにウンギの遺体の傍に座り込むギョン。
大王大妃から事件について説明を受けました。
何か覚えていることは?と聞かれましたが、思い出せないと言いました。
「ただ夢を見ていたような気分です。しかしお祖母様、目覚めている今は悪夢の中にいるようです。」
悲しみに打ちひしがれている孫を見る大王大妃も辛いよね。
その愛情は本物だと思います。
この騒動の中、ペク・チャヨンは駆けて行くウンボの姿を目撃していました。
星宿庁の服装をしていたので、すぐに都巫女に尋ねました。
ウンボは幼い頃海に落ちて船頭に助けられた子でした。記憶を失っていたので、都巫女が引き取ったということでした。
ペク・チャヨンはカン・イスの友人ですから、ウンギが双子であり、妹のウンボが行方不明になっていることも知っていました。
だから、ウンギに瓜二つのウンボこそが双子の妹だと察したのです。
新王イ・ジェファを迎えに行っていた左議政が帰って来ました。
勿論、ジェファも一緒です。王としての格式を持って迎えられていました。
ところが、王宮に到着した時、ギョンが生き返っていたのですから、話は変わってしまいます。
結局、ジェファは大君に任ぜられ、王宮の外に住まいを与えられ、そこで生活することになりました。
勿論、これに異を唱える者たちもいました。
何せ、前代未聞の復活を遂げた王です。その健康にも不安があるし、天の理に逆らった事になると領議政たちは言いました。
ジェファに譲位せよと言う事ですね。
でも、左議政は大王大妃の意見を指示しました。
王様は天を収める君主となられるよう、無念の死から蘇ることを天もお許しになったのかと・・・とね。これほど喜ばしいことは無いとね。
自分の意見を指示してくれたと言う事で、大王大妃は左議政にこの一件の始末を相談しました。
なんと、王妃一家に全ての罪を償わせようと考えたのです。不浄の運を背負った娘を王妃としようとした罪ってことかしら?
それによって、カン・イスとその妻は捉えられました。
こんないい加減な、何の証拠もない疑いによって罪人とするなんて
王命だと聞いたカン・イスは絶望しました。信じた自分がバカだったと思えたでしょうね。
ウンボは、生き返った王を見ちゃったことで、ますます自分の身が危険だと思いました。
で、夜逃げしようとしたところを、何者かに拉致。
連れて行かれたのは、ペク・チャヨンの元でした。
ウンボはペク・チャヨンから自分の生い立ちを聞かされました。
両親に会わせてやると言われ、ペク・チャヨンと共に向かう途中、両親が捕らえられたとの知らせを受けたウンボ。
駆け付けると、丁度、両親が引っ立てられていくところでした。
カン・イスの顔を見た途端、ウンボの記憶が戻りました。
お父様・・・。
思わず近づこうとしたのを、ペク・チャヨンが止めました。
カン・イスもウンボの姿を見ました。