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左議政が大王大妃に報告したのは、王ギョンに関する噂。
一度死んだのに生き返ったのは、もののけになったからだとか、妖怪だからだとかいうもの。
当時は、こういう目に見えないものを極度に恐れる時代だったのでしょう。説明のつかないものは、そういうことで納得しようとしたのでしょうね。
それを打ち消すには、婚礼という喜ばしいことが良いと。
要するに、自分の娘ヨンジを王妃に据えようと言う魂胆が見え見えです。
大王大妃にも、それはすぐに察せられました。
前回の揀択で最終まで残った一人ですからね。期待は大きいでしょう。
それでも、揀択を行う事は、良い方法だと思った大王大妃。ギョンに伝えました。
でも、ギョンは再揀択など・・・と受け入れられません。
私情ではなく、民の不安を取り除く事を考えなさいと大王大妃は言いました。
「王様はひとえに民の夫です。」
民を出されると、ギョンも何も言えなくなってしまいました。
ウンボは、役人に賄賂を渡し、領議政の屋敷を調べる協力をさせました。
猟師の名簿を捜すつもりでした。
そこから銃の扱いに慣れた犯人を見つける足掛かりにしようと考えたのです。
ところが、役人はそこが領議政の屋敷だと聞き、反対にウンボに激怒。自分の立場が悪くなるし、下手すると死ぬ羽目になったかもしれないんですから。
で、ウンボを絞め挙げようとしているところに、またタイミングよく現れたのが、ジェファ。
ウンボはまたジェファに世話になってしまいました。
「何故いつも危険な目に遭っているんですか?」
と、ジェファが聞きました。と言う事は、本当に偶然助けてるってことですよね。
「聞かないでください。」
ウンボはそう言って、そうそうに立ち去りました。
揀択の準備を始めるよう大王大妃が命じました。
領議政は、前回の揀択で最終に残った2人のうちから選ぶのはどうかと言いました。
おそらく、左議政もそれを望んでいるでしょう。
でも、大王大妃は、新たに行うべきだと言いました。
ギョンは珍しく悲観的な意見を言いました。
あの事件があるから、誰も応募しては来ないだろうとか、王妃を迎えてもまた命を狙われるかもしれないだとか。
でもそれは作戦でした。
そういえば、臣下は王の不安を取り除くため、精一杯の事をすると言うしかありませんわな。
その言葉をギョンは待っていたのです。
「では、敵の急襲から私を守る親兵が必要だ。やを官庁で鍛錬させ、親衛隊とする。」
ギョンが宣言しました。大王大妃はそれに付け加えました。
「王様の親衛隊には銃と武器に関わる権利も帰属させるべきです。」
ハメられたと思った領議政は語気を強くして反対しました。前代未聞だと。
「王が撃たれたことも前代未聞であろう。」
左議政は、揀択令を出しても、皆が娘を出さず不忠を犯すのではないかと恐れていると言いました。
すると、ギョンは言いました。
「王妃になった家門に私兵権を与えては?」
流石にここまでは、大王大妃と相談していませんでした。
不安がる大王大妃を、ギョンは説得しました。
揀択令が出され、国中の娘を持つ両班は悩みました。
娘の命が心配だが、万が一王妃になったら私兵を持てるし・・・。
領議政は、姪を出すことにしました。
ソンイと言って、物凄く気の強い女性です。それだけでなく、人を傷つけても何とも思わない、典型的ないじめっ子キャラです。
これからムカつくことが多くなりそうです。
左議政は今度こそ・・・とヨンジを出すことに。
ヨンジ本人も、必ず王妃になりたいと強く願っています。ギョンを想い続けているのです。
そして、ペク・チャヨンはウンボを出すことを思いつきました。
ホン・ギホの娘ヨンとして。
本物のヨンは病に臥せっているようです。
この時点でペク・チャヨンはウンボの存在をホン・ギホに明かしました。
流石に危険だとホン・ギホは反対しました。
でも、ウンギの双子の妹としてではなく、死んだ王妃が生き返って別の名前で現れたという体にしようとペク・チャヨンは考えていたのです。
大王大妃に、ウンボを王妃にすることで犯人を捕まえようと提案しようと。
要するに、ウンボを王妃という名のスパイとして王のそば近くに入り込ませようと言う魂胆でしょうか。
ペク・チャヨンは、まず星宿庁の都巫女を言いくるめました。
大王大妃の信任を得るにはチャンスだろうと。
星宿庁の力を大きくするためには、大王大妃の信頼を得るのが一番です。星宿庁の存在を嫌っている大妃に対抗するためにも、大王大妃の権力は必要でした。
ペク・チャヨンから揀択に出るよう言われたウンボ。
王妃になる気は無いと、拒否しました。
でも、王や領議政のキム氏に復讐するためにはその権力が必要だと言われ、躊躇しました。
王を殺すだけで恨みを晴らせるのか?とペク・チャヨン。
「奴らに対抗できる地位に就き、全てを滅ぼすのだ。皆を土下座させろ。母親の事を思え。」
ウンボの母親の居場所が分かったのです。
ウンボの母は、どこかの役所でとして働いていました。
慣れない力仕事に苦労していました。
ウンボは遠くからその姿を見ました。
駆け寄って庇いたいけど、出来ませんでした。
泣いて泣いて、決心しました。
家族を奪った者たちに復讐しようと。
「王妃になります。」
そう、ペク・チャヨンに言いました。

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