まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『胸部外科(原題)』12話まで

2020-10-12 17:09:09 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

「勇気があるなら、チェ・ソッカンに聞け。何故兄さんを憎んでいたのか。果たしてその真実に耐えられるかな。」

ヒョニルが言いました。

スヨンは、ふと思い出しました。

看護師たちが話していたことを。

「“お前も娘が死ぬのを見て逝け”とチェ教授が言ってた。」

 

その足で、スヨンはソッカンの元を訪ねました。

「前に言いましたよね。ユビンの代わりに私を助けたことを悔やんでいると。何か私の知らない訳が?その選択に父が・・・。」

「私が記憶している前理事長は娘に最善を尽くす人だった。そう覚えておけ。私はユビンに最善を尽くせなかった。」

とだけ、ソッカンは言いました。

 

生後4か月の乳児の手術が検討されました。

手術自体は難しいものではありませんでした。ただ、遺伝的な疾患がありました。

生存率の極めて低いもので、手術をする意味がないのでは?とソッカン。

難しい問題でした。

スヨンは出来る限りの手を尽くしたいと考えていました。それが生まれて来た子供への愛情だと。

でも、現実問題として、幼い子供の養育は全て親にかかってきます。だから、親が判断すべきだと言うのが、ソッカンの意見でした。

遺伝的疾患を承知で産んだのなら、少なくとも母親は諦めたくないのでは?と、テス。

「医師に出来ることがあるのなら、最善を尽くすべきです。」

意見は平行線を辿りました。

どちらの意見ももっともなものだと思いました。

 

手術しないのは見捨てる事だと?とソッカン。

最善ではない筈です・・・とスヨン。

「それは、君の価値観でしかない。君のいう最善が患者にとって最善だろうか。」

では、教授の“最善”とは?と聞かれたソッカン。

「時間を無駄にしないことだ。」

即答でした。

「だから、叔父に協力を?叔父が小児心臓センターを許可する筈がない。叔父を信じるんですか?」

誰も信じない・・・とソッカンは言いました。

 

祈祷師の手術が始まりました。

手術前に、祈祷師は自分は手術中に死ぬと言っていました。だから不安だと。

それには理由がありました。テスたちが知らない理由が。

 

手術開始直後に大出血が起こりました。

手術の痕が体に残っていたのを不審に思ったテスが看護師に調べさせていた時の事です。

なんと、以前、胸腺ガンで手術をしていて放射線治療を受けていることが判明。

患者はそれらを隠していたのです。

それでは医師は正確な病状を把握することは出来ません。開けて初めて分かるという事です。

テスは勿論、ドンジュンもスンジェも皆が必死に対処し、何とか成功しました。

 

今度はスヨンが放送局のインタビューを受けました。

スヨンは自分が胸部外科を選んだ理由を正直に話しました。何度も心臓の手術を受けて来たと。移殖手術も・・・と。

胸部外科の手術室は戦場のようなものだと言いました。

「それでも外科医は患者を救わなければなりません。私たちが諦めたら、患者は行き場がありません。」

 

ソッカンは反対のまま、乳児の手術が行われました。

スヨンとテスは、ただ1日でも一緒に過ごせれば・・・と言う母親の願いにこたえようとしました。

1日が1か月、1年になるのを期待して。

 

その頃、ソッカンはヒョニルと共にハン・ミンシクに会いに行っていました。

しかし、ハン・ミンシクは、ヒョニルの申し出を断りました。

と言うか、自分が心臓を病んでいると言う事すら、噂だと一蹴したのです。

ヒョニルは、この件が流れたら、小児心臓センターの件も白紙になるとソッカンに言いました。ソッカンは行き詰ってしまいました。

そんな時、ソッカンに直接ハン・ミンシクから連絡が入ったのです。

 

ハン・ミンシクは、自分ではなく、補佐官の手術を引き受けてほしいと言いました。

心臓がんだとかで、手術も難しい状態だとか。

たとえ、成功したとしても、余命は数か月だと言いました。

私でも難しいかと・・・とソッカンが言うと、

「誰が助けろと言った?」

と、ハン・ミンシクは言いました。

手術中に死ぬのが、ハン・ミンシクの望みなのです。

どうも、対立しているようですね、補佐官と。

「2人だけの秘密だ。」

と、ハン・ミンシクは言いました。

でもね、裏にはヒョニルがいました。

 

流石にソッカンも迷いました。

で、テスの意見が聞きたいと思ったようです。

状態を聞いたテスが、するのかと聞くと、ソッカンは、すると答えました。

乳児の手術を無意味だと言ったのに?とテス。

「君が反対なら、やめる。」

と、ソッカン。らしくありません。

テスはふっと苦笑し、それは教授が決めることだと言いました。

 

ソッカンは、ヒョニルに手術の件を打ち明けました。

ヒョニルはしらばっくれて、引き受けるよう言いました。

 

検討会にかけた時、テスは、この手術が先日ソッカンから聞いたものだと察しました。

誰もが反対しました。

スヨンは当然です。

ところが、テスが助手として入ると言ったのです。

理由を聞いたスヨンに言いました。

「執刀を決めた理由をこの目で確かめたい。」

 

そして、手術が始まりました。


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『胸部外科(原題)』11話まで

2020-10-12 13:56:25 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

困難な手術。途中、何度か危ない状況に陥りました。

しかし、テスはスヨンとドンジュンと協力し、何とか危機を乗り越え、手術を無事に終えることが出来ました。

 

手術を見守っていたソッカンに、ヒョニルから呼び出しがかかりました。

ヒョニルは、テサン病院を患者から信頼される病院にしていきたいと言いました。

そして、その信頼を得る方法を思いついたと。

大統領候補であるハン・ミンシクの心臓移植手術です。

ハン・ミンシクは、友人の医師がいる別の病院での手術を考えているようですが、それを何としてもテサン病院でやりたいとヒョニルは言いました。

ただ、心臓移植をする場合は、出馬を見送るつもりでいるらしいのです。

「私は大統領候補の心臓移植を当院で手掛けたい。出馬を見送るならば、彼に用は無い。心臓移植と大統領選挙の両立が出来るか?」

何故私に?とソッカンが聞きました。

「娘を亡くしてからのこの15年の埋め合わせをしないと。私は君の目が気に入っている。」

流石に即答は出来ませんでしたね、ソッカン。

 

手術を終えて患者の家族への説明に、テスはク・ドンジュンも伴いました。

自分一人の手柄にしないところが、テスの良いところです。

ドンジュンやスヨン、そして後輩のムン・スンジェが信頼し、慕う理由がここにあるのでしょう。

最初からそうだったわけではありません。

母が亡くなり、テサンを離れ、その他のいろんな経験を通してチームとして患者の治療に当たる事の大切さがわかったのでしょう。

それは、スヨンも同じでした。尖っていたスヨンが、とても穏やかになっています。

 

スヨンは、テスに、手伝わせてくれてありがとうと言いました。

スヨンとすると、まだ申し訳ないという気持ちがあるのは確かです。

でも、テスは全く気にしていないように見えます。

 

患者の手術は一応成功しています。その後の経過も良好です。でも、尿が出ない限り本当に成功したとは言えないんだそうで。

テスやドンジュンは、患者のベッドにつるしてある採尿バッグをじっと見つめていました。

尿が出るのをじっと見つめる気持ちなんて、誰も分からないでしょうね・・・とスンジェ。

尿が出ました。

見つめていた3人はほっとし、心から喜びました。

 

手術の様子を撮っていた放送局の担当者から、テスにインタビューの申し入れがありました。

手術の様子を見て、感動したようです。まぁ、見栄えも良いですしね、テスは

10分だけと粘られ、仕方なくテスはインタビューを受けることに。

その途中で、偶然ク・ヒドンが部屋に入って来ましてね。インタビュー中だと知ると、嫉妬をむき出しにするんです。

でも、テスとすると、この場を逃れるチャンスだと思い、あっさりとク・ヒドンにバトンタッチしました。ク・ヒドン有頂天になりましたよ。

 

胸部外科にインターンが来ました。イ・イェリンと言う女性です。

敬遠されがちな胸部外科に来てもらおうと、皆勧誘しまくり。

ある日、ソッカンが自分の手術に見学に入らせました。やはり見せるのが一番でしょうね。

胸部外科に入るのが夢だったと言うイェリン。皆期待してます。

ソッカンは、イェリンに心臓に触れさせました。

「将来、胸部外科に入るなら覚えておけ。心臓の運命は君の手に委ねられている。」

はい・・・とイェリンは感動したように言いました。

 

テスが手術した患者に少々異常が見られました。

で、検査をスンジェに指示したテス。

ところが、移動中に、ちょっとしたミスで患者が大出血してしまったのです

パニックになりながらも、スンジェは必死に手当てしました。

テスへの連絡も行いました。

幸い、患者の容体には特に大きなダメージを与えることはありませんでしたが、スンジェは落ち込みました。

 

一人で膝を抱えて泣いているスンジェを見つけたテス。

そっと横に座り、声をかけました。

患者に何かあるたびに隠れるのか?・・・と。

「絶対に起きてはいけないが、起こるのが事故だ。俺だって同じだ。どんな事故でも対処するのが医者だ。二度と起きないよう気を付けよう。」

はい・・・とスンジェ。

謝るのは患者にだ・・・とテス。冷静で的確な処置だった・・・と褒めました。

スンジェの日頃の働きをちゃんと評価しました。ちゃんと見てくれているという感覚は、嬉しかったでしょうね、スンジェ。

「一人きりでいる時に、腕が磨かれる。苦労した分実力がつく。」

と、テスは言いました。

 

スヨンは、ヒョニルのアフリカの病院の裏金について資料を受け取りました。

しかし、何の不正も発見することは出来なかったようです。

「きれいに整理済みでした。」

と、調査員は言いました。

スヨンが父から見せられた資料には確かに不正の証拠がありました。でも、スヨンが入院中にきれいに処理してしまったようです。

トラックの運転手も、海外に出国し、その後の足取りは不明だそうです。

何一つ証拠が見つかりません。スヨンは悔しくて仕方がありませんでした。

 

祈祷師が救急に搬送されてきました。

意識を失って倒れたということです。

しかし、意識を取り戻した途端、自分には神がついているとか、神が乗り移っただけだとか、意味の分からない事を言って出て行こうとしました。

ウジンとアン・ジナが対応しましたが、全く言うことを聞きません。

挙句の果てに、またその場で倒れてしまいました。

アン・ジナは祈祷師に病状を説明しました。かなりシリアスなんだけど、相手の態度が態度だけに、優しくなんて言わず、びしばしに冷たく告げました。

入院するか、家に帰ってすぐに死んでも病院に責任を問わないと言う念書を書いて退院しろと言いましたよ

結局、祈祷師は入院を選びました。

 

スヨンとヒョニルはスヨン父ヒョンモクの法事を行いました。1周忌です。

ヒョニルが涙声でヒョンモクに語り掛けるのを聞き、スヨンは悔しさがこみ上げて来たようです。

だから、敢えて心の声を口にしました。

「パパが何故死んだのか、誰の仕業なのか、必ず突き止めるわ。テサンはパパの代わりに私が守る。」

ヒョニル、驚きの表情でスヨンの背を見つめました。

 

あの事故の事が気になっているのか?と尋ねたヒョニル。

あの事故で、私たちだけじゃなく、パク・テス先生と先生のお母さんの人生も変わってしまった・・・とスヨン。

「事故の瞬間、叫び声が聞こえた。」

と、スヨンは初めて口にしました。

事故直前に叔父さんの名を叫んだ・・・と。その理由をご存じですか?・・・と。

当然、ヒョニルは分からないと言いました。

私たちは仲の良い兄弟だった・・・とね。

“弟はいずれテサンを去る”と言うヒョンモクの言葉の意味も尋ねたスヨン。

アフリカの病院の裏金についても知っていると。

「叔父さんはテサンを去るべきです。」

でもね、ヒョニルには切り札がありました。

15年前のソッカンの娘の手術の件でしょう。

それを話そうとした時、ソッカンから電話が入りました。

ハン・ミンシク大統領候補の手術を引き受ける決心をしたと。

 

「勇気があるなら、チェ・ソッカンに聞け。何故兄さんを憎んでいたのか。」

ヒョニルが言いました。


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