面白い設定に惹かれて読み始めました。
「花人」と言う、架空の人類をテーマとした捜査物です。
新生児に2%の割合で生まれると言う「花人」。生まれてから死ぬまでずっと「花人」のまま。
外見的には、背が高く、モデルのような体型をしていて、能力的にも身体的にも優れています。
大きな特徴とすると、高周波の発生をしたり聞き取ったりすることが出来るので、花人同士で常人には聞き取れない会話“超話”が出来ます。
そして、最も顕著な特徴となるのが、百合の花に似た芳香を発する汗腺を持っていると言う事。
それゆえ、匂いで気づかれることが多いのです。
この優秀で少数の「花人」の存在が、その他の「常人」の中に様々な感情を呼びおこさせることになるのです。
一気に読みました。
なんとなく、現実社会と被るようにも思えました。