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開かずの間にあった段ボール箱の中に、絵本が数冊入っていました。
その一冊に、ウンハンは見覚えがありました。
先だって、地下室で見た幻影の女の子が読んでいた絵本だったからです。
考えてみれば、その女の子にも、傍に置いてあったぬいぐるみにも見覚えがありました。
携帯の動画だと、ウンハンは思いだしました。
ロック解除が出来なかった例の携帯の中に保存されてた動画に写っていた女の子だと。
たまたま来合わせたファン女史に、その女の子の事を聞きました。
すると、驚き、動揺したのが分かりましたが、知らないと言い張りました。
知ってても知らないの・・・なんて、知ってるけど、言ってはいけない事だと言う意味しかありませんよね。
ウンハンは、チャンギに聞こうと思ったようです。
で、地下室に行ったのですが、丁度その時、チャンギとスジンが・・・
やっぱり、そう言う関係だったのね
ばれると思いましたが、ノックをしたので、チャンギは必死に体裁を取り繕いました。
スジンはドアの後ろに隠れましたし。
次々に出てきますね、チャンギの裏の顔が。
もしかしたら、一番キツイミン会長が一番正直者なのかもしれません。
ミン会長は、ウンハンに、スジンの方が必要な人間だと言いました。
今度、スジンが辞表を提出するようなことがあったら、ウンハンを追い出す・・・と。
あまりにも酷い言い方です。
でも、チャンギがここでもきっぱりとウンハンを庇いました。
スジンは家族ではなく、使用人だと。続けて、
「ウンハンは、たった一人の息子が愛する女性だ。」
と、言い放ったのです。
そして、チャンギは、スジンにウンハンの給仕をするよう命じました。
顔色を変えたのは、スジンでした。
ガンウは、ウンハンのことを吹っ切ろうかとも思いました。
まがりなりにも、ウンハンは人妻ですからね。
でも、自分の命の恩人であることには変わりなく。チャン・ソクジュンの言うように、自分がウンハンを不幸な場所に帰してしまったのなら、ウンハンのためにも前に進まなくてはいけないと考えました。
心が決まったら、ガンウはもう迷う事は無くなりました。
チャンギの代理人である弁護士から訴訟についての連絡が入っても、こちらも弁護士を立てるので、そちらと話してくれと、突っぱねました。
キム班長が、とうとう車の持ち主を突き止めました。
てっきり乗ってるのがスジンだと思ってドアを開けたら、乗っていたのはミン会長。
警備員たちに押さえつけられたキム班長。
人違いだとミン会長に謝罪しました。
その様子を離れた所からスジンが目撃。危ない所でした。全てが終わるところでした。
その頃、ウンハンはチャン・ソクジュンに会いに行っていました。
メールで連絡すると、病院の前のカフェで待っていてくれと言う返信がありました。
ところが、待っているウンハンの前に現れたのは、ソクジュンの妻。
ソクジュンの妻は、ウンハンにいきなりガラスコップを投げつけました。
破片を握りしめたソクジュンの妻は、ウンハンに襲い掛かろうとしました。
メールを送ったのは自分だと言いました。
ウンハンは、いったい何故と、意味が分かりません。
ソクジュン妻は、ウンハンと夫が不倫関係にある事を知っていると叫びました。
でも、ソクジュン妻は誤解しても仕方がない証拠をつかんでいました。
マンションを借りている事、多額のお金を渡していること・・・です。
ウンハンから電話が入ったら、真夜中であろうと、家を飛びだして行く夫の姿を見送る自分の気持ちが分かるのかと叫びました。
そりゃ、誤解しても仕方がないよね。
勿論、ウンハンは知らない事ばかりです。
襲い掛かろうとしたソクジュン妻を、カフェの従業員が押さえつけている間に、ウンハンは店を飛び出しました。
その時、ソクジュンから、メールが入りました。
人目があるから、教授室に・・・と言う。
確かめなくてはと、ウンハンは思いました。
ちょいとちょいと、お待ち・・・。大きな疑問があるんですけど。
ソクジュン妻が、夫の携帯からメールを送ったと言いましたよね。どうやって
直後に、ソクジュン本人から、妻が嘘のメールをウンハンに送ったと知らない様子で、メールが来たのは何故開いたら、自分が送った筈の無いメール文が見える筈ですけど・・・。
ガンウの元に走りました。先日、ガンウからマンションのことを聞いていたからです。
連れて行ってもらいました。
そこで見たのは、自分の服と手帳。
そして、ソクジュンの署名が入った賃貸契約書。
確定だと思いました。ソクジュン妻は誤解などしていなかったと思いました。
自分はまともじゃない・・・とショックを受けました。
もう何も思いだしたくない、醜い記憶ばかりだろうから・・・と。
そのまま、ウンハンは部屋を出て行き、姿を消しました。
どうにか、警備員から解放されたキム班長は、ガンウのところに行きました。
ウンハンが本物のチャンギ妻だと分かった今、依頼人は、ミン会長の車に乗れる偽の妻だと。
30代のボブカッとの女だとキム班長が言った時、ガンウの脳裏にはスジンの姿が思い浮かんでいました。
スジンが依頼人なのか、スジンに命令できる何者かが本当の依頼人なのか・・・どちらかだとガンウは考えました。
病院にウンハンが来なかったと連絡を受けたチャンギは、ウンハンの実家に連絡しました。
が、実家にはいません。
その話を聞いたスハンは、ガンウに連絡。
ガンウは一つだけ思いつく場所がありました。
やはり、ウンハンはあの公園にいました。
あの塀の上に立っていました。
以前、死のうとしていた場所です。
ウンハンが、ゆっくりと足を動かした時、ガンウがその手を取りました。
「もう見て見ぬふりはしない。」