レビュー一覧は、こちらから。
『ザ・ワン』と言うファッション会社のデザイナーのハ・ヨンウン=ソン・ヘギョさん。
あるショーのオープニングパーティの夜、名前も知らない男性と一夜を共にします。
男性から次に会った時のためにと名前を聞かれましたが、答えませんでした。
次は無いから・・・と。
その男性はユン・ジェグク=チャン・ギヨンssi。
ファッション専門のカメラマンです。
実は、ファッション業界ではかなり有名な人で、あちこちのブランドから声がかかっています。
その正体を知る者は少ないようで、日本人だとか中国人だとか、様々な憶測が飛び交っています。
結婚は重荷だと考えていて、自由に生きたいと常々言っています。深入りしなければ、期待も失望もしないからと。
先輩は言いました。
「本気で恋愛してみろ。運命も避けるな。」
でも、今のジェグクには、全く響きません。
ヨンウンは、あるブランドと契約しようと面会を求めていますが、多くの他社も同じ魂胆で、順番待ちが出来ています。
そんな時、会社の代表から連絡が入りました。
代表の娘ファン・チスク理事に、重要な会食に出席するよう、伝えてくれと。
チスクとは、親しい間柄で、常に尻拭いやら手助けをしてきています。
今回も、チスクは自分の代わりに行ってくれとヨンウンに無理やり押し付けました。
と言うのは、チスク、年下の恋人の浮気を知って修羅場になっちゃってたから。
ジェグク、偶然再会したヨンウンのことは、覚えていましたし、気になっているようです。
たまたまヨンウンがチスクの痴話騒動に巻き込まれていたのを目撃し、ヨンウンが当事者だと思い込んでしまいました。
代表がチスクに行かせようとした重要な席・・・お見合いでした。
相手はなんと、ジェグク。代表の先輩の息子だとか。
ジェグクは騙されて呼び出されていました。
ジェグクを騙したのは、ビジョンPRと言う会社の代表ドフン。兄のような存在みたいです。ドフンもジェグクの母親から頼まれたわけですが。
ジェグクは席について初めてお見合いだと知りました。
帰ろうとしたとき、目の前に現れたのが、ヨンウン。
ヨンウンは、チスクだと言う事に・・・と言いました。代理だと、ジェグクは察したようです。
挨拶だけして帰ろうとしたヨンウンですが、美味しそうな料理を見て気を変えました。なにしろ、その日は食事をする暇も無かったので。
さっさと席について食事を始めたヨンウンを、ジェグクは面白そうに見つめました。
食事の間にも、次々と入る連絡に、テキパキと指示を与え、処理していくヨンウン。
前夜の一件もあるし、朝見た一件もあるし、でも今は仕事をテキパキこなす女性。ジェグクは、ヨンウンと言う女性のギャップに興味を持ったようです。
ファッション専門のカメラマンです・・・とジェグク。
もう会ってたかも・・・と匂わせました。
そう言われても、ヨンウンはジェグクが前夜の男性だとは気づきませんでした。
ジェグクと別れた直後、トラブルが発生。
どうしてももう一度洋服の撮影をしなくてはいけなくなったのです。
ところが、突然の事に、カメラマンが見つかりません。
その瞬間、ヨンウンはジェグクの事を思いだしました。
慌てて後を追いました。
「アルバイトしませんか?」
と言う、ヨンウンに、ジェグクは呆れた表情を見せました。
ジェグクが有名なカメラマンだとは知らないヨンウンは、必死に説得。
ジェグクが撮影する現場を見て、ヨンウンをはじめとしたスタッフは、皆、出来上がりに期待が持てました。
そして、ヨンウンは、そんなジェグクを見て、思いだしたのです、一夜を共にした男性だと。
出来上がった写真を見て、全員が満足しました。
それほど素晴らしい出来だったのです。
『ザ・ワン』がコラボしようと計画しているブランドのバイヤー向けショーが始まりました。
ヨンウンは、その会場でこっそりと洋服の写真を撮っている女性に気づきました。
勿論、デザインが洩れないよう、主催者側は厳しくチェックしているのですが、監視の目をかいくぐってのことでした。
それを指示したのは、なんと、ヨンウンの部下だったのです。
ブランド側が自分たちを裏切るような行動をした腹いせでした。
ヨンウンは、デザイナーとしての誇りを説き、写真を削除させました。
このやりとりを、ジェグクが聞いていました。
アフターパーティに出席したジェグク。
そこで、偶然、チスクに会いました。
前もって、チスクの顔を検索していたジェグクは、すぐに分かったようで、思わず微笑んでしまいました。
この微笑みが、チスクに勘違いさせてしまったのです。
遠くにヨンウンの姿を見つけたジェグクは、その後を追いました。
ヨンウンは、ブランドオーナーに会いに行っていました。
既にコラボする相手は決めてしまったと、オーナーは言いました。
ジェグクが撮った写真を見せて、再度検討を願うヨンウン。
が、オーナーは契約金の額の違いを持ち出し、検討の余地は無いとはねつけました。
そこに、ジェグクが入って来ました。
勿論、オーナーはジェグクのことをよく知っています。歓待しようと立ち上がりました。
でも、ジェグクは契約は無しだと言いました。
自分の写真なら気に入ってくれると思ったのが間違いだったと、ヨンウンに言いました。
オーナー、後の祭りです。
ヨンウン、呆然としました。
あなたが?と、驚いてジェグクを見つめました。
どうして知らないフリを?と、ジェグクが聞くと、深い仲ではないので・・・とヨンウン。
「私は、ファン・チスクではありません。」
と、ヨンウン。
知ってます、ハ・ヨンウンさん・・・とジェグク。