まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『ある日~真実のベール』完観

2023-09-28 17:24:16 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

「お前が殺したかどうかに興味は無い。俺が知ってるのは、ここにいるお前だけだ。」

と、ト・ジテは答えました。

 

ある日、ヒョンスは、暴力団員の収監者べクホに呼び出されました。

先日痛め付けたドゥシクは、べクホの手下だったのです。ドゥシクが泣きついたってことです。

べクホは、ヒョンスが拘置所に入って間がない頃、シャンプーをくれたりして世話を焼いてくれたことがあります。まんざら怖いだけの人物じゃありません。

しかし、手下を痛め付けられて黙っているわけにはいかず、落とし前を付けろと言いました。

指を落とせと言いましたよ

ヒョンスは、覚悟を決めて、手を差し出しました。

べクホがナイフを振り上げたその時、ト・ジテがやって来ました。

 

ト・ジテによって、その場は収まりました。

収まりの付かないのは、ドゥシク。

ト・ジテにもべクホにも見放されてしまったのですから。

 

シン弁護士が次に呼んだ証人は、グクファの義父。

義父は、グクファの死後すぐにすべての財産を自分のモノとし、豪邸も売りに出しました。

財産狙いで義娘を殺した疑いをもたれても不思議じゃありません。

しかし、アリバイがありました。恋人と一緒だったのです。

またも、シン弁護士は空振りに終わってしまいました。

 

その次に呼んだのは、事件の目撃者スンフン。

現場にいた理由も、ヒョンスとグクファを目撃した後自宅に戻るまでの1時間超の空白時間の説明も出来ませんでした。

しかし、自分が犯人とされる可能性があると気付くと、口を開きました。

なんと、スンフンはグクファではなく、同居人のヒョジョンのストーカーだったのです。

思いもよらない事実に、シン弁護士は言葉が出なくなってしまいました。

 

上手く進まない裁判に、ヒョンスは悶々としていました。

以前に比べて、性根が座り、動揺したりはしなくなりましたが、失望感は重さを増し、希望は少なくなっていきました。

 

シン弁護士は、最後の証人として、パクチーム長を指名しました。

証拠が揃っていたので、ヒョンスしか容疑者は考えられなかったとパクチーム長は言いました。

ヒョジョンをはじめとした数名の疑わしい人物がいたにもかかわらず、捜査もしなかったのはおかしいとシン弁護士が指摘すると、刑事は、証拠だけで判断するとパクチーム長は言いました。怯むことはありません。

そこで、シン弁護士は証拠について質問しました。

あの吸入器のことです。

現場写真には、ヒョンスが落とした吸入器が写っていたのに、証拠目録には無かったのです。

パクチーム長が、現場から拾い、留置所にいたヒョンスに自ら手渡していましたからね。

パクチーム長は、ヒョンスが苦しんでいたし、事件には関係無いと判断したと弁明。

「違いますね。被告人は、チーム長から見て、強姦犯らしくなかったんです。だから、現場に似つかわしくない吸入器を持ち出した。これは、明白な違法行為であり、弾劾事由に該当します。チーム長は最初から被告人を犯人にしようと特定していました。不自然な状況から目を背け、必要な証拠だけを信じたのです。」

シン弁護士は、吸入器だけじゃなく、他にも操作された証拠があるかもしれないと陪審員に訴えました。

 

アン検事が論告をしました。

証拠に関する警察のミスも、他に容疑者がいた事も認めました。

しかし、その他の全ての証拠はヒョンスが犯人であることを示していると訴えました。

そして、死刑を求刑したのです。

 

法廷がざわつきました。

シン弁護士は思わずペンを折ってしまいました。ヒョンスの両親は泣き崩れ、ヒョンス自身は、恨みのこもった目でアン検事を睨みました。

 

判決を翌日に控えた日。

ト・ジテは、もうここに戻ってくるなとヒョンスに言い、餞別を渡しました。

携帯でした。

 

そして当日。

シン弁護士のアトピーは、ストレスで最悪の状態になっていました。

顔は腫れあがり、瞼もふさがりそうな状態です。全身に赤い発疹が出来、薬も効きません。

それでも、シン弁護士は法廷に立ちました。

陪審員に必死にヒョンスの無実を訴えました。

一目見た瞬間、ヒョンスは無実だと感じたと。

勿論、あの夜、ヒョンスが犯した飲酒運転や証拠隠滅等の罪はありますが、それ以外には無いと言いました。

殺人を犯した明白な証拠はどこにも無いと。

杜撰な警察の捜査によって、被告人は全てを失ってしまった・・・と。

 

シン弁護士が振り返ると、ヒョンスが真っ直ぐに彼を見つめていました。

 

陪審員の審判は、5対4で無罪。

ここで、裁判長が最後に何か言う事はあるかと、ヒョンスに問いました。

今も僕が犯人だと思いますか?・・・とヒョンスは裁判長を見ながら言いました。

「グクファには申し訳ないと思っています。だからと言って、僕が犯人ですか?僕にはわかりません。」

裁判長が下した判決は、なんと、無期懲役。

検察の主張をほぼ認めた結果でした。

 

信じられないと言う表情のヒョンス。

この表情が本当に上手い

悔しさ、絶望、苛立ち、悲しみと言った様々な感情が入り乱れ、苦笑にも似た表情が浮かんだりもしました。

シン弁護士とソ弁護士はショックを受け、母親は泣き崩れ、父親は呆然としました。

 

ヒョンスは、また、拘置所に戻りました。

 

両親は、控訴すると言いました。

しかし、ヒョンスはそれについては何も答えず、もう面会に来ないでくれと言っただけでした。

ヒョンスはもう気力を失いつつありました。自棄になりそうでした。

ト・ジテから勧められても、断っていた麻薬にも、とうとう手を付けてしまいました。

 

この一件で、アン検事は昇進。パクチーム長は、栄誉退職となりました。

 

ある日、突然、ト・ジテが死にました。

ドゥシクに殺されてしまったのです。ヒョンスの目の前で。

ト・ジテが最期に残した言葉は、

「耐えろ。耐え続ければ、いい方向に転がる事もある。最後まで耐えれば、俺みたいにならない。」

でした。

 

シン弁護士は、まだ諦めていませんでした。

1人で調査を続け、真犯人を突き止めました。

グクファに麻薬を処方していた医師でした。

それを公にして、警察と検察の面目を失墜させるのかと思いきや。

証拠を揃えて、退職したパクチーム長に差し出したのです。それをどう使うかは、パクチーム長に任せたのです。

もう遅いと、一度はパクチーム長は言いました。

しかし、身内と同じようによその子も大事にしないとな・・・とシン弁護士に言われました。

「無実の人間を拘置所に入れて心が痛まないのか。」

と。

 

パクチーム長は、アン検事に提出しました。

そして、アン検事は、記者会見を開き、真犯人を逮捕したと告げました。

なんと、ヒョンスが有罪となった後も、疑念を感じていたので、捜査を密かに続けていた・・・なんて言いましたよ

そして、とうとう、真犯人を捕まえることができた・・・なんてね

 

シン弁護士から、真犯人が捕まったと聞いた瞬間、ヒョンスは凍り付いたようになりました。

泣く事もせず、喜ぶこともしませんでした。

「三流弁護士に出会ったのが不運だったな。済まなかった。」

と、シン弁護士は言いました。今までよく耐えた・・・と。

「お世話になりました。」

と、ヒョンスがシン弁護士に言いました。ようやくその一言を絞りだしたと言う感じです。

 

ヒョンスは無罪放免となりました。

家に戻り、以前と変わらない生活が始まりました。

父親は、ト・ジテが手を回してくれたおかげで、取り戻すことができたタクシーで仕事をしていました。

家も売らずに済んだようだし、ヒョンスの部屋も以前のままでした。

でも、ヒョンスは変わっていました。

もう、明るく素直で無邪気な普通の大学生には戻れません。

 

事件を通して、シン弁護士とヒョンスは一時、時間を共有しました。

しかし、もう既に歩む道は違っています。

それぞれの人生を歩き始めたのです。

 

韓国ドラマにしては、短い作品でしたが、盛沢山な内容で、満足しました。

やはり、改めて、キム・スヒョンssiとチャ・スンウォンssiの演技は凄いなと思いました。

見るたびに違う役どころを、全く違う表情をみせてくれます。

お勧めです

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冷凍ブルーベリー使って見た♬

2023-09-28 13:49:47 | 食べ物関連

初めて冷凍のブルーベリーをジャムにしてみました。

季節ごとの果物や野菜を使ってのジャム作りは、今も細々と続いています。

 

この季節は、通常なら、無花果ジャムと言う所ですが、アルフィーが無花果よりブルーベリーが良いと言うので、ブルーベリージャムを作り続けていました。

しかし、もう、路地もののブルーベリーは、姿を消してしまいました。

次は定番のりんご&柑橘かぁっ・・・と考えていたところ、冷凍食品にいろんな果物がある事に気がつきまして。

季節を問わずに使えるし、値段も安定しています。

今までどーして気づかなかったのかと思いましたよ。

本当に視野の狭い私です。

 

で、使ったのは、こちら

粒ぞろいっちゃぁこのこと

粒が大きかったですね。味も、十分甘かった

そして、出来上がりがこちら 

明日の朝が楽しみです。

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『ある日~真実のベール』7話まで

2023-09-28 00:26:37 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

チョルホはシン弁護士に対する殺人未遂で逮捕されました。

シン弁護士、一人で乗り込むなんて、無謀な・・・と思いましたが、やっぱり警察にその旨連絡してあったみたいです。

刑事の中に、何かと便宜を図ってくれる親しい人物がいるのでね。ある意味、刑事が持つ情報屋と同じような立場の刑事がいるんです。

 

ヒョンスは混乱しきっていました。

無実を訴える気力も、無実なのかさえも分からなくなっていました。

そして、ソ弁護士はと言うと、自分の無力さに脱力してしまっていました。

状況を確認するため、シン弁護士から電話が入りましたが、泣き出しそうで、言葉が出ませんでした。

やっと口にしたのは、

「全部私のせいです。止められなくて・・・。」

と言う言葉だけでした。

 

シン弁護士はすぐさまヒョンスに面会に行きました。

混乱し、自己嫌悪に陥っているヒョンスを励ましました。

 

何もかもうまく行きません。

シン弁護士のアトピーは、ますますひどくなっていました。

それでも、思いつくままに、シン弁護士は反論のシナリオを考えました。

同居人のユン・ヒョジョン、その恋人でグクファと三角関係になっていた麻薬提供者オム・ギジョン、そしてチョルホ・・・。彼らの中に真犯人がいるのではないかと。

 

ヒョンスの裁判の内容は、ニュースにも取り上げられています。

事実上の自白ではないかと解説者が述べていました。

だから、収監者たちのヒョンスを見る目がいっそう冷たくなりました。

気を遣ってくれていた同房のソンスですら、ヒョンスの無実の訴えを信じられなくなり、距離を置くようになりました。

 

ヒョンスがト・ジテから貰った携帯を、いつの間にかドゥシクが持っていました。

こっそりと隠していた筈なのに。

返してください・・・とヒョンスが言いました。

しかし、ドゥシクにぼこぼこに殴られちゃって。

もう、何をどうすればよいのか、ヒョンスには分からなくなってしまいました。

 

「助けてください。」

ヒョンスはト・ジテに助けを求めました。それしか生きる道は無いと思ったのです。

ト・ジテは自分の過去を話しました。

ヒョンスと同様、自分の無実の訴えを誰も聞いてはくれなかったと。

自殺を図ったこともあると、言いました。そして、死の淵で気づいたんだと。

「鍵は俺が握っていると。生き残るためには、俺がまず変わるしかないと。」

そして、タバコを差し出しました。

初めて吸ったタバコに、ヒョンスはむせ返りました。

 

ヒョンスは自らの意思で変わり始めました。

ト・ジテが常にヒョンスの傍にいました。

ヒョンスは、ト・ジテと同じように振舞い始めました。

 

シン弁護士の元を元妻のジョンアが訪ねて来ました。

ジョンアは法医官で科捜研に勤務しています。

ヒョンスの事件の証拠を再検証してみたようです。そして、裁判で証言されたのとは違う意見を持ったのです。

「あなたには諦めてほしくない。アトピーも裁判も家族も。」

と、ジョンアは言いました。

 

シン弁護士は、証人として呼んだオム・ギジョンやユン・ヒョジョンにもグクファ殺害の動機は十分あることを法廷で指摘。

なのに、警察には全く取り調べを受けなかったことを証言させました。

ただ、この二人は犯人ではないと、シン弁護士は察しました。

 

ト・ジテは、ヒョンスにタバコだけじゃなく、喧嘩の仕方を教えました。

 

久しぶりに実家に電話すると、妹が出ました。

妹は泣きながらヒョンスに言いました。

家を売りに出したこと、自分は転校し、母は仕事を首になったこと・・・。

「お兄ちゃんのせいでウチはめちゃくちゃよ

辛いのは、自分だけじゃ無いとヒョンスは思いました。家族も十分過ぎるほどに、苦しんでいると。

そのうち、母は電話に出てくれなくなりました。

耐えなければと思いました。

強くなって耐えなければと。

 

そんなヒョンスに、またドゥシクが因縁をつけて来ました。

あと腐れの無いように、最後までやってみろと、ト・ジテが言いました。

ヒョンスは髪を切りました。

そして、ドゥシクと1対1の対決をしました。

圧倒的なヒョンスの勝利でした。

しかし、ヒョンスの気持ちは晴れませんでした。

 

法廷にチョルホを証人として呼びました。彼にもまた動機があるとシン弁護士は主張。

事件当夜に、電子足輪のGPSが約1時間切れている時があったが?と、シン弁護士が質問。

充電切れとチョルホは答えました。たまにある事だと。

シン弁護士、チョルホの目を見つめ、彼もまた犯人ではないと察したようです。

それでも敢えて質問しました。警察の取り調べを受けたかと。

「いいえ。」

と、チョルホは答えました。

シン弁護士は、警察の取り調べが、ヒョンス一人をターゲットとしていたことを陪審員に強調しようと考えたのです。警察はどんな疑わしい人物がいても、ヒョンス以外の容疑者を認めないと主張したかったのです。

 

ジョンアも証人となりました。

現場検証で警察が見逃した点、科捜研との解釈の違いを証言。

「ここに来たのは、解剖の所見が偏っていると思ったからです。様々な可能性を無視し、有罪に傾向していました。問題は、陪審員がそれを真実だと思い込むことです。同じ証拠でも、観点によって違う意見もあると言う事を伝えに来ました。陪審員は全ての意見を聞く権利があるのです。」

アン検事が異議を何度も主張しましたが、陪審員や傍聴人たちの表情は、ヒョンスに傾き始めました。

 

ヒョンスは、個室に移りました。

これも、ト・ジテの手回し

 

「アニキ。僕は殺してないと思いますか?」

と、ヒョンスはト・ジテに聞きました。

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