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広島カープのCS阪神戦勝利おめでとう この勢いで巨人を撃破しよう

2013年10月13日 20時47分09秒 | スポーツ

 12日の第一戦は前田健太がエースとしてここ一番の力を存分に発揮 キラをはじめ打線も活躍で圧勝、第二戦は梵が打と守りで光り、リリーフ永川はヒヤリとしたが点差でもぎ取った。夢の舞台を東京に移した。

 それにしても甲子園球場の広島ファンは凄かった。3塁からレフト側はまるで広島球場、いやそれ以上に真っ赤か。ぎっしり「とんがらし」が詰まり、派手なスクワットで如何にも刺激的。太陽光がスタンドを埋めた赤一色を照らし、白シャツに黄&黒の縦縞の阪神ファンは日陰となり迫力低減。

 野村カープは昨年の尻切れトンボも有り、あれはダメじゃとのもっぱらの評判だった。今年も期待していなかった。ところが、終盤に巨人に勝ち、阪神を圧倒。どうしたんじゃろうかとびっくり。外人を含めて知らん選手が多いが、総合力が上がったね。

 前の馬鹿な市長がJRとつるんで球場を広島駅に移したもんで、新球場は疎遠になるし、監督がどんどん入れ替わっても順位は上がらなかった。

 2010年、野村監督就任の言葉は「優勝を狙う」と勇ましかった。気持ちは分かるが言わんほうが良かったし、野村は従来の監督が潰れていったプロセスをたどっていた。ぼやいていると、散髪屋の太田君から監督就任を要請された。何しろ広島カープは貧乏で4番打者になると身売りされ、戦力は上がらない。無理も無い。

 野村監督の弱点は、代々引き継がれてきた貧乏性采配だ。攻撃優先で、次々代打を出しては、投手を入れ替えるから、初夏ぐらいまでは良いが中継ぎがへばり、劣勢に登場するクローザーも崩れる。選手が采配に疑問を持ち始め、崩れてゆくパターンだ。

 今年は前田健太が頑張った上に、野村が育ち、バリントンが加わった。大竹が復活してきたのも大きい。つまり、柱になる投手が増えたおかげで、継投を減らすことになり中継ぎの負担が減っている。野村監督も失敗を重ねながら、考え工夫してきたのだろう。そこは先輩たちとは異なる。

 大阪でタクシーに乗ると、広島の人は怒っとるんじゃないですかと言われる。阪神が金本と新井を獲り、阪神は強力打線確保、広島は阪神の二軍になったからだ。おまけに黒田が大リーグに移籍すると戦力はガタガタになっていた。Bクラスの常連で優勝は程遠かった。

 華々しかったのはやはり、昭和54年(’79)、55年(’80)で古葉監督、主砲の山本浩二、衣笠祥雄、がいたころ。5点差ぐらいは平気でひっくり返した。しかし、1991年山本監督、川口投手らでセリーグ優勝以来、苦節22年、優勝から遠ざかっている。

 山本浩二は投手の配球を読みここぞという時によく打った。長嶋を超える選手だった。衣笠祥雄は扇風機と呼ばれ、振り回した。私がスタンドから、「次はボールだ!振るな!」と大声で伝えると待ってくれたので、三振を逃れたことが有る。川口は自分でも予想できない球を投げ、巨人戦には強かった。達川はバッターに語りかけては集中力をそぐ捕手だった。

 広島は何と言っても守りのチームだった。巨人戦のダブルヘッダーに登板し、2試合連続で勝ち投手になった安仁屋、ノーヒットノーランを3回達成した外木場は強烈。炎のストッパー津田投手の気迫も忘れられない。北別府、大野、佐々岡、池谷と優れた投手を輩出した。江夏の活躍した日本シリーズは語り草。 

 最終ステージ、原監督は次第に監督としても腕を上げてきている。なかなかしたたか。簡単には勝たせてくれない。例えば、広島投手陣やクリーンアップの弱点分析は出来ているし、データの少ない新人投手を混ぜてぶつけてくる。2回ぐらいの負けは計算して、最終的な勝利を取りに来るだろう。

 キラの思い切りの良いフルスイングは長打を期待できるが、巨人相手だと、もう少し配球を読んだほうが良い。 

 巨人は、広島戦で阿倍がいない時、カープに苦戦したが、復活すれば打力だけでなく、リード面でもかなり大きいのではないか。カープには優勝を望むが、1試合のハンディキャップを含め、選手層の厚い巨人がやや有利かな。(心の準備)

 東京ドームでも赤とんがらしは大挙して押し寄せ、派手なスクワットを展開する。日本人は判官びいきで、貧しくも努力するカープ(球団は人身売買で黒字だけど)を応援するファンが全国に多い。応援だけでも、巨人に打ち勝ちたいものだ。

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