宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

米欧金融筋は兎に角、日本株を暴落させて儲けたい

2013年10月24日 11時52分10秒 | 株式

 昨日、日経先物に大量の売りが入り、1日としてはここ数か月で最高レベルの480円急落、それに連動して日経平均も急落した。SMBC日興証券の西廣市氏は原因として6つの指標で過熱感が出ていたのに加えて、円高になった・・と言うが、米欧の金融や証券にとって日本株を暴落させ利益を出せれば、理由もタイミングも何でも良い

 日経平均がちょっと上がってきた頃合を見て、先に日本株を売っておき、為替を円高に操作し、日経先物を大量売りするだけ。

 感じとして言えば、日経平均が15,000円を超えるまでは警戒感強く、15,000円から16,000円(5月23日の暴落前の水準)までが中立、16,000円を超えてやや買い安心感が広がる。しかし、いずれのタイミングでも米欧金融筋は暴落を狙ってくる。

 アベノミクスが成功するには日本株上昇が不可欠だが、実に米欧のヒョウやハイエナや鷲やハゲタカを大集合させた獣・猛禽類集団に、行く道を阻まれている。日本の経済は好転しているから株価が上がると考えるのは楽観的過ぎる。米欧金融筋などの望むレベルで決まる。

 5月23日の日経平均大暴落は、米欧金融が日経先物を大量売りにより仕掛けられた。当日ゴールドマンサックスは日経先物(*)を7,848枚、ドイツ証券が5,331枚、JP.モルガンが5,043枚売り越している。日経先物と日経平均(株)は裁定取引によりぴったり同じ動きをする。 *先物はレバレッジ(1000倍のてこの原理)が効くから、大変大きな力を及ぼす。

 裁定取引はリスクゼロの大変おいしいトレードで、証券会社や金融筋は高速コンピュータで大量に仕掛けているから、日経先物と日経平均との間のブレは少ない。いわばブレが裁定取引の儲け。

 NYダウは、今年だけでも10回ぐらい新高値を更新している。片や日本株は1989年12月29日38,957.44円が最高(終値で38,915.87円)を記録して以来、長期下降トレンド、更新ゼロである。米国金融筋やヘッジファンドがアメリカ株を買い、高値を保ちリスクヘッジとして日本株を売り、あるいは日本株を暴落させてきたことは明白だ。

 1989年以降、日本株はアップダウンしながら下がり続け、2003年4月に7,607.39円(終値:ピークの19.5%)となっている。その後は、2007年7月の18,269.98円(終値、第一次安倍内閣)が最高。13か月後の2008年10月には7,102.90円(終値:ピークの18%)で最低値を記録

 約1年で1万8千円台から7千円台(39%)に縮小、61%の暴落ですよ。あまりにもひどいとは思いませんか?本日この時間で14、350円付近だから、最高値の36.9%。アベノミクスで経済が好調と言いながら惨憺たるものだ。

 何で、日本株は下がり続けるのか?アメリカが日本の株式市場からお金をごっそり持ち帰るためです。明快ですね。何で、日本の歴代政府が正式の抗議してこなかったのか?これは不思議だし、怒りを覚える。被害は日本だけではない、かつてアメリカはタイのバーツ他、各国通貨の暴落を狙って仕掛けてきた。

 いいですか?米欧ではやる方が悪いのではない、やられる方が悪い。これ常識。グローバル化が進む現代、十分頭に入れておくべきですね。

追記:日経先物は急落し75日移動平均線に近づいています。75日移動平均線割れを試すでしょう。既に14,000円割れは射程距離。やはり、長い下げBARは、売りの大号令のようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする