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阪急阪神ホテルズで7年間47品目の食品偽装はひどい話

2013年10月23日 09時37分30秒 | 社会・経済

 デーブが今後は半信半疑ホテルズと呼ばなくちゃーと言っていたけど、一流ホテルで、食材や産地を偽るなんて考えたくもない。阪急阪神ホテルズは阪急阪神ホールディングのグループで、あの宝塚歌劇団も含まれているから失うものは大きい。

 信州そばが実は中国産、レッドキャビアがトビウオの卵、鮮魚のムニエルが冷凍魚、自家菜園が購入品、九条ねぎが普通のねぎ、芝海老がバナメイエビ、手捏(ご)ね煮込みハンバーグが市販品、ビーフステーキが脂を注入した普通の牛肉・・・などなど。

 利用客は延べ7万8775人、顧客の被害総額は約1億1千万円と言うからすごい。一人づつ確認して弁償すると言うが、一般の人は、とてもじゃないがレシートも残っていないし、記憶もはっきりしない。返金を訴える人が殺到した場合には対応できない。

 私はけちだから滅多にレストランで食事しないが、7年間となると、何度か大阪で個人的に接待したホテルやレストランなどが含まれているかもしれない。面倒くさいから調べない。

 ホテルの奥村隆明・総務人事部長は「アピールポイントを強調しようとしてメニューを作り、誤った表示をした。意図的、明確な意思を持っていないが、一線を越えてしまった。本社としてチェックもできていなかった」と釈明しているが、明らかに意図的・計画的にやったものだろう。

 料理人はプロだ。長年、気づかずに間違った材料を使う事は無い。しかも、堂々と表記して客寄せに使ってきたわけだから、立派な犯罪であり、景品表示法(*)に違反する。消費者庁の命令に従わない場合は逮捕もある。*材料、純度、鮮度の優良誤認を招く不当表示

 例えば、料理長は凄い権限が有る。多くの料理人を配下に持ち、絶対服従の世界であるし、料亭とかレストランなどへの配員を仕切る。大学の医学部と似ている。この統制は少しづつ崩れているとは言われるが、大手ホテルとなると伝統的なシステムが生きている。

 そういう、強い管理下で今回のような偽装が起き、長年慣例となっていたとなると、組織犯罪と言えなくもない。日本の管理組織の常識として、料理長が指示を出しており、経営者側も何らかの情報は得ていたはず。救いは、指摘を受け、自社の調査で全容が解明できた点。

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