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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

トランプがスピーチを間違えないよう日本側の要望を盛り込んだ原稿を一生懸命読んでいた

2017年02月11日 10時40分19秒 | 国際・政治
 安倍首相とトランプ大統領の話し合いは通訳を除くと実質的10分ぐらいというから、とてもスピーチに盛り込んだ幅広い濃厚な協議は出来ていない。日本側の要望を入れた原稿が用意されていた。何故そこまでするのかだが、やはり安倍首相が出提示していたお土産が大変魅力的だったという事。

 トランプの喋り方もいつもにもなくフラットな抑揚の少ないもので、原稿に目を落とし、演説でよくやる、手の平を見せて(人差し指と親指で丸を作るなど半開きの指の状態)上下させる動きも無かった。

 安倍首相は新幹線という具体的な名称を出し、高い技術でインフラ整備に協力し雇用を増やしたい・・てな事を言った。この場面で新幹線が出てくるのは異様だった。まだGPIFの可能性は残る何かの資金をアメリカのインフラ整備に投入し、そこに新幹線が含まれるという事か。

 トランプがいつになくご満足だったのはホワイトハウスの暖炉の前で座って握手している時、安倍首相の右手の上に左手を2回添えた事でもわかる。あの時、なぜ、安倍首相はその左手の上に自分の左手を添えなかったのか。そうすれば二人で、両手の握手が出来た。あそこは営業センスが無い。

 トランプはビジネスマンだから一つ一つの出来事を成功に導きたい(特に掲げた目標に対して)。その意味で、安倍首相のお土産提示(雇用の増加)は訪米前から成功が約束されていたのだろう。トランプがゴルフで安倍首相の性格を見抜きたいと言ったのは、安倍首相接待への言い訳かもしれない。

 国内では安倍首相がトランプ大統領に接近しすぎる事への不安感を口にする意見が多い。心配がないわけでは無いが、まずは大成功と思う。トランプのような癖がある人物は、意見を合せ追従すると非常に機嫌が良くなる。物事が円滑に進みやすい。

 この関係が永久に続くわけでは無い。次の場面で対立すると厳しい対応になる。出来れば、最も喜ぶ条件を提案し実現し続け、通したい条件を何とか飲んでもらえるよう努力し続けて欲しい。プライドとか気持ちとかで障害になるものはわきに置いていた方が良い。

 アメリカの報道はちょろっと安倍首相の訪問を報道したが、CNNなどはニュースで7か国のアメリカ入国禁止に関する裁判などを主に扱い、さらっとしたもの。アメリカ国民の関心は日本ほどではない。BBCはきちんと安倍首相訪米を報道した。
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