試合に勝って、勝負に負けた！～新潟の２０１３開幕戦

試合に勝って勝負に負けた、とはこういうゲームのことを言うのだろう。

もったいない！
試合最終盤のほんの一瞬の隙を突かれた。
０－１での負け試合。

いったい何本のシュートを打ったことか？
それが決まらない。
ブルーノ・ロペス、田中達也、田中亜土夢、成岡…みんな決定的なチャンスがあったのに、肝心なところでシュートが外れた。
本当にもったいない！

１本でも決まっていたら、大量得点の可能性もあったと思う。
そのくらい、チャンスが多かった。
チャンスが多いのは、守備も攻撃も積極的だったから。
本当によくどの選手も体が動いていた。
去年とは全く違う、攻撃的なチームに変身していた。
だから、そのうち１点が入るだろう…と思っていたのだが…。

だが、後半、両チームとも疲れが見えてきた頃、新潟が攻勢だったがゆえに、扇原から柿谷へのたった１本のパスが通り、それを決められてしまった。
注目されていた柿谷を封じていたのに、この一瞬だけ、ぽっかり穴が開いたようになってしまい、名をなさしめてしまった。
無念だ。

試合終了後、なんともあと味が悪く、何度も何度もため息をついてしまった。
ああ、これで１週間、重い気持ちのまま過ごすのか…と。
ただ、柳下監督は、そんなに悪くはとらえていないのが、さすがだ。

これで、次節ホーム初戦は、お互い初戦を落とした広島との戦いになる。
広島のポイチさん（監督）、千葉ちゃん（新潟にいたからね）には悪いけど、勝たせていただきます！

また、こうして１週間ごとに一喜一憂するシーズンが始まった。
Ｊ１でその気分が味わえることを幸福に思いながらも、やはり勝利を味わいたいものだ。