その3日後の木曜日には、娘を新たな災難が襲っていた。
病室を訪ねると、医師からは鼻から出ている管の話があった。
管の褐色の水は、ストレス性の胃かいようからくる出血の跡だとのこと。
眠らされていても、ストレスは感じているということに驚いた。
かいようが動脈をけずっていなければ、大丈夫だろうと言う。
脳波は、時々乱れが来ているらしい…ということは、表に現れないけいれんがやはりきているようだ。
生きているのが分かるのは、呼吸をして胸で息をしているのが分かることから。
動くことはない。
長い治療で、血管が炎症を起こしているとのことで、足部は赤くなり、むくんでいるのが分かった。
唇は、器具を押し付けられ、血がにじんで腫れ上がっていた。
しかし、いろいろあっても予定通り進んでいる、というのが話の中心であった。
髄液からは、以前より白血球の数が減っていること、たんぱく質の数値が落ちていることなどは、よいことなのだそうだ。
意識がなくとも胃かいようになっているのだな、などと妻と話しながら、車を運転して駐車場を出ようとした時だった。
急激に私の胃の辺りが痛くなった。
これこそ、まさにストレス性の胃かいようであるまいか、と苦笑いながら必死に痛みをこらえた。
感染性の病気やあくびはうつると言うが、胃かいようまで同じか?…と。
幸い、家に帰って胃薬を飲むと、私の胃の痛みは収まったのだった。
ただ、その後も時々胃の重さを感じるのだった。
まもなく、血しょう交換の治療も終わろうとしている。
効果が上がっていることを期待するばかりである。
果たして効果はどうなのだろう。
毎日毎日痛々しく眠らされている娘を見守ることしかできない。
何とかよい効果が表れてくれ、と切に願う日々が続いている。
病室を訪ねると、医師からは鼻から出ている管の話があった。
管の褐色の水は、ストレス性の胃かいようからくる出血の跡だとのこと。
眠らされていても、ストレスは感じているということに驚いた。
かいようが動脈をけずっていなければ、大丈夫だろうと言う。
脳波は、時々乱れが来ているらしい…ということは、表に現れないけいれんがやはりきているようだ。
生きているのが分かるのは、呼吸をして胸で息をしているのが分かることから。
動くことはない。
長い治療で、血管が炎症を起こしているとのことで、足部は赤くなり、むくんでいるのが分かった。
唇は、器具を押し付けられ、血がにじんで腫れ上がっていた。
しかし、いろいろあっても予定通り進んでいる、というのが話の中心であった。
髄液からは、以前より白血球の数が減っていること、たんぱく質の数値が落ちていることなどは、よいことなのだそうだ。
意識がなくとも胃かいようになっているのだな、などと妻と話しながら、車を運転して駐車場を出ようとした時だった。
急激に私の胃の辺りが痛くなった。
これこそ、まさにストレス性の胃かいようであるまいか、と苦笑いながら必死に痛みをこらえた。
感染性の病気やあくびはうつると言うが、胃かいようまで同じか?…と。
幸い、家に帰って胃薬を飲むと、私の胃の痛みは収まったのだった。
ただ、その後も時々胃の重さを感じるのだった。
まもなく、血しょう交換の治療も終わろうとしている。
効果が上がっていることを期待するばかりである。
果たして効果はどうなのだろう。
毎日毎日痛々しく眠らされている娘を見守ることしかできない。
何とかよい効果が表れてくれ、と切に願う日々が続いている。