ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

J1新潟、2013シーズンの有終を飾る

2013-12-08 14:54:22 | アルビレックス新潟
サッカーJ1リーグ、2013年シーズン終了。
新潟は、昨季の最終戦奇跡の逆転残留、というドラマティックな15位から、今季は様々な点で、チーム史上初の記録を残し、史上2位の7位でシーズンを終えた。
○ 勝ち点55
○ リーグ戦5連勝
○ ホーム9連勝
○ 後半戦に限って言えば、勝ち点で1位。
○ FW川又選手、得点ランキング2位、チーム史上最多の23得点

楽しかった。
ホームの試合を見に行くと、必ず勝つのだから、見に行く方としては楽しい。
昨季までは、せっかく行っても、試合の最後で失点して追いつかれたり逆転されたり。
つまらない試合が多かった。
今季は違った。
点がとれるにおいのするサッカーだった。
選手たちの動きが、他チームの選手に比べて素早い。
最初から最後まで走り切っている。
試合の後半になるほど、得点のにおいがするようになった。
去年までは、失点のにおいだったのに…。
最終戦である、ホーム名古屋戦でも、それは変わらなかった。
前節、横浜・F・マリノス戦でも終盤の2得点で6万の大観衆を静めたが、今節名古屋戦でも、同様に終盤の2得点で、この試合最後にチームを去る名古屋のストイコビッチ監督に花道を飾らせなかった。
2-0。
有終の美を飾った。

さて、私は、仕事がらみで行けないはずが行けることになった(ラッキー!)
気温2,3℃の寒い中、応援に出かけた。
最終戦、ということで、試合前からNスタンドのサポーター席は気合が入っていた。


円陣ダッシュで気合を入れ、試合が始まる。

新潟の選手たちの一歩が速い。
ボールを支配している感覚がある。
攻守の切り替えが速い。
選手たちの動きを見ていると、接触プレーで倒れるのは名古屋の選手ばかりだ。
新潟の選手たちは、うずくまることが少なく、すぐ次のプレーに動いている。
しかも、チームとして連動して行っているのが、複数同時に動いていることから、よくわかる。
だから、チャンスが多い。
シュートシーンが多くなり、見ていて期待感でワクワクしてくる。
3万人を超えた観衆も、それは同じだったであろう。
ピンチには、守護神GK東口が鉄壁だ。
DFと一緒に懸命に守り、相手の強いシュート、厳しいシュートをことごとく跳ね返し、3試合連続の無失点。
気持ちがよかった。

この日で、内田潤選手が退団する。
その花道を柳下監督が用意してくれた。
アディショナルタイムに、交代出場。
新潟最後の出場を果たした。
彼の出番を作ろうと、選手たちもがんばった。
川又選手「内田さんにいい形でピッチに入ってもらうためにも追加点がほしかったし、何より勝ちたかった。」
東口選手「内田さんには楽な形で試合に出てきてもらいたかった。内田さんがピッチに入ってきたときは、こみ上げるものがあった」
…こんな思いは、スタンドにも伝わってきた。
内田選手の出場した瞬間のスタンドのどよめきは、すごかった。
Nスタンドからは、「内田潤 勝利のために 俺らと 共に戦おう」のチャントが響き渡った。

試合は、そのまま新潟が勝利。

試合後は、冷たい大雨の降る中、最終戦セレモニーが行われた。
内田選手は、「自分がベンチに入ることで、誰か一人ベンチを外れることになる。」と、仲間を気遣いながら、話をした。「新潟に来て、よかった。」と、感謝の気持ちを表していた。
スタジアムに着いた時、「選手たちにメッセージを送ろう」ということが行われていた。
私もペンをとった、内田選手にあてて。
今までありがとう、ということ、今のチーム愛を作り上げたのはウッチーだということ、第二の人生での健闘を祈っていること、など。

セレモニー後、雨の中だが、選手たちやチーム関係者が、感謝の気持ちを込めて場内を一周した。

私たちのいた席は、2階だったので、声は届かなかっただろう。

でも、今年のチームは、強くなって面白かった。
監督の言うように、「今の選手たちが残ってくれれば」来季は、もっと上位で、面白い戦いを見せてくれるに違いない。
Nサポーター席のように、今季の全在籍選手たちや関係者の皆さんに、感謝の気持ちを伝えたい。
ありがとう、アルビレックス新潟2013!

コメント
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