数年前に、山村部の道を車で走っていたら、せっかく咲いているのに、他の雑草とともに、咲いているキリンソウが、刈られていた。
もったいないなあ、と思った妻が、茎から刈られたものを何本か拾って、家に持ってきた。
飾るだけでなく、植木ポットに植えたら、根付いたのだった。
例年6月から7月にこの花は咲いているのだが、残念なことに、わが家のキリンソウは、その後まったく咲かないまま4,5年が経過したのだった。
今年も、よそでは咲いているのに、わが家では咲かなかったなあと思っていた。
そしたら、なんとなんと、盆前になって1本、花を咲かせ始めた株があった。
キリンソウ。
調べてみると、一般には、「麒麟草」と書く。
「黄輪草」とも書くそうだ。
私が勝手に名付けた、「地上の星」、マンネングサの花とよく似ている。
しかし、この肉厚な葉は独特な感じがする。
サボテンの仲間に近いような気もする。
ベンケイソウ科マンネングサ属。
なるほど。確かにベンケイソウも葉は分厚かったなあ。
ツルマンネングサやコモチマンネングサも、もう少し早い時期、梅雨の頃に咲いていたはず。
ちょっとした狂い咲き?
ひょっとして、梅雨の時期に咲くのに、今年の夏は、雨が多かったから、梅雨と間違えて花が咲いたのだろうか?