ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

新潟、(他力本願ながら)今年も奇跡的な残留を果たす

2016-11-03 22:46:39 | アルビレックス新潟
最終決着はついた。
新潟、J1残留!
新潟は、たった1点が取れなかった。0-1で負け。
しかし、名古屋がこけてくれた。1-3で負け。

駐車場は、浦和戦ほどではないが、いつもより混んでいた。
イタリアンを食しようとしたが、列が混んでいて、なかなか前に進めなかった。
中に入れたのは、試合開始直前。

サポーターのNスタンド1層目は、立って応援する人が2列3列になっていた。
2層目に回ったが、空席を探すのが大変だった。


いよいよ試合が始まる。
ブラジル勢の主力が2人いないと、電光掲示板に迫力がない。
しかし、試合は五分の展開。
試合開始直前には、陽が射していたのに、くもってきた。
すると、20分、今までノーチャンスに抑えていたのに、広島のピーター・ウタカにあっさり先制点を許す。
なんてこったい!
チャンスはあったが、枠をとらえないシュートが多い。
それでも、懸命にボールを追う選手たちからは、気迫を感じた。
なかでも、レオシルバに代わって入っていた小泉慶は、鈴木武蔵と共に坊主刈りになっていたが、最も試合にかける気持ちが伝わってくるプレーぶりであった。
彼がもらったファールから、何度もフリーキックのチャンスを得ていた。


ハーフタイムになって、他会場の経過報告がスタジアムに流れる。
名古屋は、0-2で負けていた。
場内に、ホッとした空気が流れた。
しかし、まだまだわからん。
(現に、前半2-0でリードしていた川崎が、後半ガンバ大阪に3点入れられ、逆転負けした。)
後半開始してからしばらくは、雨。

泣く結果になるのか?と思ったが、途中から再び陽が射してきた。
観衆は、27,091人。3万人には満たなかったが、終盤も応援に声を枯らした。

最後の選手交代が、攻撃の選手に代えて、守備の大野だった。
…ということは、名古屋が負けているから、余計な失点をしないための交代か、と思えた。
タイムアップ。

結局0-1で、新潟の負け。

間もなく新潟の残留が告げられた。
場内は歓喜するというより、安堵したという雰囲気であった。


最終戦セレモニーでは、「おめでとうございます。」という言葉で、一人米山新潟県新知事がはしゃいでいた。
田村社長の挨拶の際には、サポーターのNスタンド一層目を中心に、激しいブーイング。
声がよく聞こえないほどの声と太鼓の音だった。
拍手で迎えられたのは、残留をとりあえず果たした片渕監督。

監督は、選手に、サポーターに、スポンサーやスタッフに、そして闘病中の史哉にと、拍手を要求した。
その心遣いに、責任感の強い優しい人なのだなと思った。
最後に、選手を代表して主将の小林祐紀が挨拶をした。

残留争いになってしまったのは、選手、特に主将である自分のせいだとして、今後サッカーだけにもっと没頭してがんばることを誓っていた。

2016年シーズンが終わった。
期待に満ち満ちていたのに、2年続けて残留争いでドキドキするだけになってしまうなんて。
そして、今年も、奇跡的に残留することができた。
勝ち点は、わずかに30。
名古屋と同じだったが、得失点差でわずかに上回ることができたことで、生き残ることができた。
また来シーズンも、J1で戦うアルビレックス新潟の試合を見ることができるのは、非常にうれしい。
一度J2に落ちたら、そう簡単に戻っては来れないだろう。
捲土重来。来年の奮起を期待しよう。

さて、まだ天皇杯が残っている。
9日後に4回戦、準々決勝目指して横浜・F・マリノス戦が向こうのホームで行われる。
残念ながら、試合時間中は、仕事の関係で、試合時間の観戦はできないけれども…。
J1残留を決め、ふっきれた選手たちの躍動する姿が見たいと思う。
コメント
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