いつもよく、見させて頂く、TypeR-F1さんが、福井県の「獅子舞」を紹介されているのを、拝見し、思いだしました。
私も、「獅子舞を」4月12~13日に、富山県高岡市で見て参りました。
「春祭り」に行われるもので、その年、”後継ぎ”の出来た家を祝い踊って廻ります。
ストーリーがあって、天狗が獅子を退治する話になっていて、それを、2日間踊り通し、最後は神社の境内で延々と踊ったあと、次第に弱ってきた獅子を天狗が刀で打ち倒す。(ここで、拍手が起きます。)というものです。
激しい踊りなので、いわゆる、Wキャスト(もっと沢山の踊り手でしたが)で行われます。(よく見ると、踊り手のわらじも足袋もすり切れていってます。)
”後継ぎ”の出来た家には天狗と獅子は玄関から家に、ドーッと駆け上がります。(土足ですから、家の人は上敷きをひいて待ち構えます。廊下や畳が汚れますので。)
すごい勢いで恐い位です。
「よいやっさーあ よいやっさあ よいやっさーあ よいやっさあ」
の掛声と共に小さな鐘、笛、大太鼓を引き連れて廻り、地域の人は歩いて着いて行きます。振る舞い酒で一杯気分ですし、とにかく、お囃子のリズムが最高にすばらしく、どんどん、テンション上がります。
こうして、お祭りが終わり、世話役さんが挨拶されましたが、問題はやはり、お祭りの後継者問題だそうです。
それぞれの、地域に息づく伝統芸能の共通問題のようでした。私も楽しませて頂くだけで無く、何か繋げていくためのお手伝いをしなければ、いけないなと思いました。
このお祭りは、有名でもなく観光客が見るというものでもないのですが、私には、この上なく素晴らしいお祭りでした。
おそらく、全国にも、人知れず守られている、素晴らしい伝統芸能が、いっぱいあることと思います。
懸命に守っておられる皆様に、心よりエールを送りたいと思います。