ここは 「護王神社」 と申します。
京都御苑の蛤御門の、ほぼ前にあります。
足腰の健康保持やけが、病気の回復に格別のご利益があると、
昔から京都の人達に篤く信仰されています。
拝殿前にある狛犬ならぬ、「狛いのしし」 ?
雌雄一対の「霊猪像・れいちょぞう」 です。
ちゃんと、「あ」 「うん」 の像になっていますね。
護王神社ではなぜ狛犬でなく「狛いのしし」 なのか?
それは、ご祭神である 「和気清麻呂・わけのきよまろ」 が
都より九州の宇佐八幡宮へ向かった際、どこからともなく現れた
三百頭ものいのししが宇佐までの道中を無事に案内しました。
(奈良時代~平安時代を生きた方)
その時、不思議にも清麻呂公が悩んでいた足萎え(あしなえ)が治った…
と 歴史書「日本後記」 に記されており、この故事に因み、
猪像が建てられました。
本殿前を元気に駆け抜ける女の子、
まだまだ足腰の痛みなんてものとは無縁でしょうね、羨ましい……
さざれ石…長い年月をかけて小石のかけらの隙間を炭酸カルシウムや水酸化鉄が埋めることによって、1<wbr></wbr>つの大きな岩の塊に変化したもの。
学術的には「石灰質角礫岩」とよばれる。
さざれ石はあちこちの神社などで見ますが、小石が集まり、
頑強な巌(いわお)となる様を、国民も心一つに力を合わせる姿に
例えているそうです。
祭神 「和気清麻呂公命」
祭神は、もうひと方 「和気広虫姫命・わけのひろむしひめのみこと」
がおられますが、この方は清麻呂公のお姉さん。
戦乱で孤児となった子供83人を養子として育てられたり、
慈悲深い功績を残されています。
護王神社を訪ねた、あの頃は! はぁっ!
まだ桜咲くころでした。
季節外れではずかしいので、小さくアップいたしました。
せっかく咲いた桜の花ですから…
花の命は短いですもの…
あれこれの訳あって、ブログアップも遠ざかり、もうちょっとで1ヶ月ぶりになるところでした。