kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

直虎が竜宮小僧になる時四十一

2017-10-21 00:48:47 | おんな城主直虎

 

 

第41回  この玄関の片隅で

 

さあ、草履番の後釜さんのご登場、ノブとおっしゃるの?

 

おや、鷹狩の時の家康に虎松の印象などを話していた鷹匠さんではありませんか

 

ちょっと胡散臭いなあと思っていましたし、

 

ま、この人は原作者の森下佳子さんが生み出した

 

架空の人物ちゃうのん? と思っていたのですが、

 

な、なんと!

 

ノブ、すなわち「信」 本多正信ですと!

 

最近の記憶では、「真田丸」において、近藤正臣さんが熱演されていました

 

あの、本田殿だったのですね

 

大変失礼いたしました

 

三河の国の出身で、はじめは家康に鷹匠として仕えたが、

三河一向一揆の時、家康に反旗を翻したが鎮圧され、

逃走し、10年程は諸国を放浪していた

 

その後、また家康の元に戻り大久保忠世(タダヨ)の世話で

帰参を許されていたという

 

万千代と会っている今がまさにその時ということかな

 

その後、家康の側近となり、家康が「友」と呼ぶほどの信頼を得、

江戸幕府が開設されると幕政を主導するまでになった

 

正信は、出世しても所領を増やしてもらう事も望まないような人物だったとか

そして年老いて暇を許されるまで政務に励んだという

最期は、家康が亡くなって2か月経った頃だった

 

 

Honda Masanobu02.JPG

本多正信

 

家康が鷹狩で虎松の印象をノブに聞いていたのも信頼の証しですね

家康は人を見抜く力が凄いし、人を育てることにも長けていた

 

こうして家康の傍らには優れた武将が集まったのですね

 

 

さて、ノブがそんな人材とはつゆ知らず、血の気の多い万千代くんは

万福くんのアドバイスもどこ吹く風と、

とにかく早く小姓に上げてもらうことを思いつつ出勤しておりました

 

万福は、ノブを見る他の侍たちの様子から何やら妙な気配を感じたのですね

万千代にないものを持っていて、頼りになります♪

 

その頃、武田信玄亡きあと、息子の勝頼によって再び、

三河、遠江が侵攻され始めました

 

戦いの情報を、万千代は小耳に挟みます、情報元は、ノブでした

織田信長が援軍をよこすということ

そのためには材木を三千本調達すること

 

それを聞いた万千代は、小細工をはじめた

家康の草履の鼻緒を切ることによって家康に近づき

材木は井伊が得意分野なので、調達を申し付けてほしいと直接願い出る

首尾よく調達が出来れば、初陣を飾らせてほしいと

 

いやあ、言わば入社したての平社員ですよね、それを社長に

直談判ですか、イケイケですね

 

『誠、あやつはあの手この手で出し抜いてくる』

と、家康も呆れながらも、心なしか嬉しそうでしたね

 

結局、徳川からの材木調達の役目は近藤康用にすり替わっていた

 

『あの話はなしということでな、

戦から戻ったら小姓には引き上げてやるゆえ、

日の本一の留守居、励むがよいぞ♪』

 

そんな事を家康から言われた万千代の今回一番のキレどころでした

 

『あの腐れ尼じゃあ~!

裏から手を回し握り潰したに決まっておる~!』

 

まだまだ未熟な万千代を甘やかさないでほしいと、

手柄はさておき、材木は近藤に命じてもらったのですね、さすが直虎さん

 

 

そして、五百本調達が近藤に命じられたのですが、これが奥山六左衛門に

思わぬ幸せを連れて来ましたね

 

かねがね、六左は武功を立てたいと願っていたところ、

井伊からの材木を切り出す役目のリーダーを直虎から命じられ、

これも武功と喜んだのでした

 

どんなタイプの者にも心を配り、働く喜びを感じさせてくれる

そんな上司だったら仕事に励みますね、私でも♪

 

直虎は竜宮小僧になることを忘れてはいなかった

いや、むしろ、知らず知らずのうちに皆の助けになっていたのかもしれません

やっぱり、名おんな城主ですね♪

 

万千代、今は直虎のことが腹立たしくて憎くらしくて、怒ってますが

潜在的に直虎の愛を感じているからこそ、

安心して直虎に刃向うことが出来るのかも

 

ま、いずれにしても実母のしのさんと、養母の直虎と、

かなり気の強い母二人に育まれたゆえ、あの形相で怒り放題の万千代が

あるのでしょうね

 

次回は何が万千代を怒らせるのでしょうね~

 

ではまた

 

 

 

 

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直虎が竜宮小僧になる時四十

2017-10-21 00:43:02 | おんな城主直虎

 

 

再び、第40回 天正の草履番

 

今一度、人間観察を

 

今度は、恐れ多くも勿体なくも、徳川家康さま

 

阿部サダヲさん演じるところの家康さまは、今のところ古狸は可哀そうかも

 

木の葉をお金にして人を化かすことなど…どうでしょう

 

今は若き日の家康さんで、アラサーくらいかな?

 

奥様の瀬名さんに弱いし、三方が原の合戦ではしかみ顔の図を残すほどの

 

痛手を受けましたし…それでも

 

天下人となる片鱗をうかがい知ることが出来ますね

 

直虎は、虎松(万千代)のことで浜松に来た時、

 

家康に会い、話す機会がありました

 

龍潭寺に帰り、和尚に家康に会った時の様子を伝えていました

 

『ああいうお方のことを ”非凡なる凡” というのではないでしょうか

 

生まれが凡なることを踏まえ、凡なることを着実に成しえて行かれるお方は

 

やはり、非凡だということでは…』

 

 

家康は、人を見る目があるし、その人を使うだけでなく

 

育てていくのに長けていたのでしょうね

 

直虎が、なぜあの子(虎松)を抱えて下さったかと聞いていました

 

家康は、理由は三つあると

 

一、井伊を助けたかった

(直親暗殺の時も井伊攻めの時も、助けるだけの力がなかった

その悔いから解き放たれたかった)

 

二、泣かせてばかりの瀬名の望みを聞き入れてやりたかった

 

三、万千代が武将として大きく育つと思った

(あの子は叩かれれば叩かれるほど、奮い立つと思った)

 

その叩かれるというのは、松下の跡取りなら他の家来の目は温かいが、

井伊の遺児となれば、今川の国衆の子とか、銭で潰れた家の子で、

あるのは家格だけ、こんなことを言われるだろう、ということ

 

こんなことを、推察したのですね~家康さん、さすがです

 

更に、直虎にこんな事も言ってました

 

『徳川の所帯も大きくなった

家中には今川の者、武田から来た者もいる

三河者でなくとも、実力次第で出世が望める、

そういう家風にならねば謀反が相次ぐことが目に見えている

 

今後の徳川の生き残りを分けること

万千代がその先駆けとなる力を秘めておるような気がするのじゃ

 

人は宝、大事にせねば』

 

直虎は、虎松にとって家康に仕えることは意義があると考えが

変わってしまったみたいですね

 

このことを、万千代は知る由もなかったのでしょうね

 

何しろ、「〇〇尼~~」 ですもん

 

 

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直虎が竜宮小僧になる時三十九

2017-10-21 00:40:24 | おんな城主直虎

 

 

第40回 天正の草履番

 

家康に、日の本一の草履番になると言い切った井伊万千代

 

今回は万福をニンゲン観察モニタリングしたいと思います~♪

 

とにかくこの状況から抜け出し、一日も早く小姓になりたい

 

井伊万千代と小野万福は、アイデアを絞り出すものの、

 

始めから、そう上手くいくはずはないですよね~

 

万千代は、猪突猛進型で、気に入らないとキレる!

  

そんな物騒な若殿の横にいつも居るのが

 

小野万福

 

母はなつ、父は小野玄蕃、玄蕃は政次の弟です

 

弟は結婚し、息子を設けましたが、兄の政次は未婚

 

幼い頃からいつもおとわ(直虎)を温かく見守って、

 

最期は究極の愛の形で、帰らぬ人となりました

 

思い出しても目頭が熱くなるわたくしめにございます(@_@。

 

脱線しました

 

万福くんのことでした

 

万千代の、爆発する心を押さえたり、ふと違う角度から

 

物事を見てくれたり、この子は、万千代の懐刀ですね

  

 

そんなことで、万千代と万福の新入社員の日々が始まりました

 

ただ、松下や小野、奥山、井伊の思いですよね…

 

松下としては、これでは跡取りが居なくなるし、

 

奥山、小野は、その松下に抱えてもらってるのだし…

 

直虎にしてみれば、それらの皆を困らせ悲しませるだけのことと考えました

 

南渓和尚は、ちょっと違いますけどね

 

 

万千代がまだ虎松だった時、松下に養子に行くことを言い渡され

 

虎松は、和尚や直虎に泣いて行きたくないと訴えていましたね

 

自分が井伊を支えなければ、と直虎に誓っていたのに

 

もう井伊の虎松ではないと告げられたことが悔しかった

 

だから、直虎には恨み辛みがあるようです、若さゆえの…

 

浜松に来た直虎にも、

 

そなたは頭首でもないのに何故説教をされねばならぬのじゃ

 

なんて言うてました

 

草履番の手法にアドバイスをしてくれたのに、ありがとうって言いましたぁ?

 

昔のことを相当根に持ってるのですね

 

そんな直虎に、万福がこっそり言いました

 

井伊が潰れた時のことです

 

『自分たちはまだ幼くて戦うことすら出来ず、戦は終わってしまった

 

それを、負けた奴らだと言われるのが悔しいのです

 

ここは静かに見ていて下さいませんか

 

殿は我らに思う様に生きよ、とおっしゃったのですから』

 

いつもは穏やかな万福の言葉だけに、心に響きましたね

 

直虎も松下常慶も思うところがあったようです

 

こうして見ると、心を伝えることに万福は長けていますね

 

動の万千代、静の万福

 

この2人は、相棒、トミーと松、のび太とドラえもん、鉄郎とメーテル

 

1+1=∞ 無限大です♪

 

そして、日の本一の草履番、の言葉が家康の口を突いて出ましたね♪

 

しかし、またもや課題が!

 

そこまで極めると、あとがない、後輩の育成をしよ、と

 

ここで、次なる日の本一の草履番の候補者がやって来ました

 

どこかで見た顔と思えば、鷹狩場で幕の後ろから

 

顔をのぞかせ、万千代の第一印象を家康に話していた

 

鷹匠 ノブ

 

何だか、秘密がありそうな人

 

どんなかなあ~

 

 

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