路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【産経抄・12.29】:国家の予算も〝楽にならざり〟

2024-12-31 05:03:15 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【産経抄・12.29】:国家の予算も〝楽にならざり〟

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【産経抄・12.29】:国家の予算も〝楽にならざり〟

 江戸の昔は日用品の買い物といえば、つけ払いだった。例えば、酒屋で調味料を買うとする。少額の勘定は月末や四半期など、きりのいい日にまとめて清算した。八百屋や魚屋も同じ具合だから、支払いが滞ると結構な額になる。

令和7年度予算案の閣議決定などを受け、記者団の取材に応じる石破茂首相=27日午後、首相官邸(春名中撮影)

 ▼こんな狂歌ががある。<たくはへ(蓄え)もみな月(尽き)はてて一文も/けふはなごしのはらい(払い)だにせず>。半期の支払いに窮した、6月(水無月)末の情景をうたっている。無病息災を願う「夏越(なごし)の祓(はらえ)」に掛け、「勘定は払えない」と。開き直る姿が微苦笑を誘う。

 ▼1年の決算日は大晦日(おおみそか)だった。商家の取り立てはいつもより厳しく、古典落語でおなじみの「払え」「払えぬ」のバトルは暮れの風物詩になった。それも除夜の鐘が鳴るまでのことで、正月はしばし休戦になったという。平和といえば平和である。

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 元稿:産経新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【産経抄】  2024年12月29日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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