【産経抄・12.13】:神様が遣わした「12人目」の選手、賀川浩さんを悼む
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【産経抄・12.13】:神様が遣わした「12人目」の選手、賀川浩さんを悼む
サッカーの日本選抜チームが、ソ連時代のモスクワから招いた強豪チームと引き分けた。昭和37年、東京五輪の2年前である。その試合で得点した川淵三郎さんは、翌日の新聞記事を切り抜いて、いまも大事に持っているという。
賀川浩氏(右)に花束を渡し記念撮影に応じるサッカー日本代表の森保一監督=ノエビアスタジアム神戸
▼試合前日に大阪で結婚式を挙げ、その日のうちに東京の選抜チームに合流していた。<これは新婦に捧(ささ)げる点だ>。チーム事情に通じた記者の愛ある一筆が、川淵さんの胸を打った。書き手は、サンケイスポーツ記者(当時)の賀川浩さんである。
▼「世界最高齢の記者」として、ご記憶のファンも多いだろう。サッカー取材の草分けとして小紙やサンスポで筆を執り、先日99歳で亡くなるまで、硬軟織り交ぜた文章で選手らの背中を押し続けた。4年に1度のワールドカップは、2014年まで10大会を取材した記録を持つ。
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元稿:産経新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【産経抄】 2024年12月13日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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