愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

安倍首相の神社巡りで傷つく人がいる!誰も批判しない!!いじめ大国ニッポンの民主主義の危機的状況!

2014-04-29 | 靖国神社

安倍首相の明治神宮参拝正当化論にみる憲法違反性!

またしても安倍首相が、国民の信教の自由を侵す憲法違反をやってくれました。首相は、今回の明治神宮の参拝について、以下のように、その正当性を強調しました!

一つには、「昭憲皇太后百年祭にあたり参拝した」と、正当化しました。

二つには、「日本国、そして国民の繁栄、平和と安寧を祈った」と、正当化しました。

三つには、「初穂料はポケットマネーで払っ」たからと、正当化しました。

四つには、「公務ではなく、私人としての参拝」したと、正当化しました。

しかし、以上の「理由」をわざわざ述べるところに、安倍首相のこころの中に、ホンネとして、後ろめたさあるからでしょうか。このことで参拝を「正当化」できると思っているのでしょうか。しかし、このことそのもののなかに、憲法違反の不当な行為であることが浮き彫りになってしまったのでした。正当性を強調しながら、実は、腹の中では、憲法違反であることを認めているのです。 

では、その根拠について、以下、その問題点を検証してみます。 

明治神宮は神様を祀っている施設であることは隠せません!

まず第一に、明治神宮とは、明治天皇昭憲皇太后お祀りする神社ということです。これは以下の説明にあるように明治天皇昭憲皇太后を神として祀っている神社への参拝ということを意味しているのです。

明治45年7月30日に明治天皇、大正3年4月11日には昭憲皇太后が崩御になりましたが、国民から御神霊をお祀りして、御聖徳を永遠に敬い、お慕いしたいとの熱い願いが沸き上がり、大正9年11月1日(1920年)に両御祭神と特にゆかりの深い、代々木の地に御鎮座となりました。

昭憲皇太后様についてhttp://www.meijijingu.or.jp/about/4.html

昭憲皇太后さまは大正3年4月11日、明治天皇さまのみあとを追われるごとく崩御され、伏見桃山東陵に埋葬せられました。

明治天皇様についてhttp://www.meijijingu.or.jp/about/3.html

明治45年7月30日、国民号泣の中に御年61歳(数え年)をもって崩御あそばされたのです。大正元年9月13日東京青山(現在の神宮外苑のある場所)において御大葬が行われ、翌14日京都南郊の伏見桃山陵にお鎮まりになりました。

平成26年の祭典・奉納行事・催し物などの予定です。http://www.meijijingu.or.jp/event/index.html

ここのほか、毎月1・15日には 「 月次祭(つきなみさい) 」 が斎行されます。また、1年中欠かすことなく御日供祭(おにっくさい)≪朝御饌(あさみけ、午前8時)・夕御饌(ゆうみけ、午後2時) ≫が行われ、皇室の弥栄、国家の安泰、国民の幸福と世界の平和が祈願されています。

・御饌(みけ)とは神様にお供えする食物のことです。

安倍晋三内閣総理大臣が参拝したからこそ、意味がある! 

第二に、以下の明治神宮の記事をみれば、安倍晋三内閣総理大臣の明治神宮参拝が、明治神宮を特別扱いしていることが判ります。明治神宮自身が安倍晋三内閣総理大臣を使って神社の宣伝をしているのです。このことは明らかに「いかなる宗教団体も、国から特権を受け…てはならないとする憲法第20条違反と言えます。

明治神宮 安倍晋三内閣総理大臣が参拝

1月13日、安倍晋三内閣総理大臣が明治神宮に参拝しました。中島精太郎宮司のご案内により、参拝者で賑わう境内をにこやかに手を振って、また時には子供を抱き上げたり握手を交わしながら進み、お祓(はら)いを受けた後、内拝殿で玉串を奉って二拝二 (引用ここまで

「私人」を装って参拝した内閣総理大臣安倍晋三サン!

言い訳をしても内閣総理大臣の自覚欠如が暴露されてしまいました!

第三に、内閣総理大臣 安倍晋三」と記帳したことは、明らかに「私人」でないことを、自ら認めたこと、その役職・機関を使ったということは、その役職・機関を利用・強調したことを意味しています。完全な「私人」であれば、単純に「安倍晋三」と書くだけですむはずです。このことは、いっさいの行為が、「内閣総理大臣」という役職・機関を担当している「安倍晋三」という制約・事実から逃れることはできないことを示しているのです。このことは、「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」とした憲法第20条違反と言えます。

第四に、「私人」の「ポケットマネー」で「初穂料」を払ったとしても、「内閣総理大臣」という役職・機関を国会の承認のもとで担当している「安倍晋三」が払った「初穂料」という「事実」「現実」から逃れられないことは常識中の常識です。自覚の欠如このうえない!恥を知れ!ということではないでしょうか。

神道以外の宗教軽視・否定思想が浮き彫りに!

そう言えば、安部式「価値観」外交に、安倍思想が浮き彫りに!

日の丸・君が代強制にも安倍思想は浮き彫りに!

第五に、行政権の最高責任者である「内閣総理大臣」という役職・機関を担当している「安倍晋三」が「『2礼2拍手1礼の神道形式で参拝」したことは、明らかに特定の宗教的行為、宗教行事を行ったと言わなければなりません。問題は、このことの意味です。

国家の行政権の最高責任者・機関が、様々な信仰をもつ国民に対して、或いは様々な宗教団体があるなかで、明治神宮という特定の宗教施設を特別視することの意味です。逆に言えば、その他の宗教や施設、団体は排除するということです。ここに軽視することのできない憲法の信教の自由を侵害する重大な問題が潜んでいることを強調しておかなければならない最大の理由があります。それは、戦前の歴史的経験があるからです。

戦前、「臣民の信教の自由」は、「安寧秩序ヲ妨ケス及臣民タルノ義務ニ背カサル限ニ於テ」認めるというものでした。この大日本帝国憲法第28条の規定は、神道中心の皇国史観にもとづく万世一系・神聖不可侵主義と天皇の統治権総攬主義の秩序を妨げないという理屈・装置でした。この思想にもとづく国家体系=国体思想が、またその頂点に位置した伊勢神宮、天皇のために殺された皇軍兵士を「英霊」として祀った靖国神社、そして明治天皇夫妻を神として祀った明治神宮などの装置が、どれだけ国民の人権を侵害し、戦争へ連なっていったか、そして他国民を殺害していったか、マスコミは、安倍首相を質していくべきです。

私人安倍晋三サン、明治天皇没後百年祭に参拝していたか、不明!

第六に、因みに、昭憲皇太后の夫である明治天皇没後百年祭の時、「安倍晋三」は明治神宮に参拝し、今回のようにお祈りしたでしょうか。或いは、マスコミ・明治神宮は、「安倍晋三」の参拝を紹介したでしょうか。それに関しては、以下をご覧ください。

明治神宮-明治天皇百年祭特集- 平成24年7月30日

全く手がかりが見えてきません。「私人」の「安倍晋三」など、明治神宮にとって、全く興味のない人間であることが判ります。いや、「私人」としての「安倍晋三」は、明治天皇没後百年祭など、全く眼中になかったことが判ります。ここに「私人」としての「安倍晋三」の不道徳ぶり、身勝手さが浮き彫りになります。

第七に、日本国の平和と繁栄、また天皇・皇后両陛下のご健康と、そして皇室のいやさか(弥栄)をご祈念いたしました」などと発言して、自らの政治的思想的立場と憲法違反を正当化するのですが、明治天皇没後百年祭に参加していない安倍首相が、天皇をも政治利用する大ウソをついていることが浮き彫りになります。愛国者の邪論は、天皇制を認めてはいませんが、それにしても、天皇信奉者を自慢する安倍晋三という人間の不道徳を告発していかなければなりません。

 憲法否定の安倍晋三内閣総理大臣を批判しないマスコミの無感覚・無知!

第八に、「内閣総理大臣」であるにもかかわず、「私人」としての「安倍晋三」として正当化し、それを批判もせず、安倍首相の言動をそのまま垂れ流すマスコミの応援団ぶりと憲法に対する無感覚・無知・憲法否定の立場が浮き彫りになったのではないでしょうか。

第九に、今回の参拝が、「中韓両国への配慮で見送った靖国神社参拝に代えたとの見方が出たこともある」とか、「自らの支持基盤である保守層へアピールする狙いもあるものとみられる」などの「狙い」を解説するマスコミの指摘が正しいとしても、憲法否定の人権侵害と憲法尊重擁護の義務違反を「内閣総理大臣」である「安倍晋三」が率先して実行している犯罪性を免罪することはできません。このことを声を大にして告発していかなければなりません。

 一般国民と安倍晋三内閣総理大臣の神社参拝は大違い!

最後に、「内閣総理大臣」「安倍晋三」が、「私人」として明治神宮に行って、「初穂料」を「ポケットマネー」から出し、「『2礼2拍手1礼の神道形式で参拝」し、「日本国の平和と繁栄、また天皇・皇后両陛下のご健康と、そして皇室のいやさか(弥栄)をご祈念いたしました」と、あたかも一般の国民が「私人」として神社にお参りすることと同じレベルでお参りしているかのように取り繕って、憲法違反を正当化しているのです。

これはトリックです。このことを、声を大にして告発していかなければなりません。問題は、全くの「私人」である「安倍晋三」が、何をしようと、それは全く自由なのです。一般国民が明治神宮・伊勢神宮・靖国神社に参拝することは全くの自由です。強制も、排除もできません!思想・心情・信仰の自由です。

しかし、ことは、国会で「内閣総理大臣」に選出された「安倍晋三」が参拝していること、更には、「『2礼2拍手1礼の神道形式で参拝」していることです。これは、「憲法の条規に反する…国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない」という憲法98条を想起すると、一国の首相が平然と「効力を有しない」「行為」を行っているということをも意味しており、憲法に違反している行為と言わなければなりません。

問題は、選挙で選ばれ、国会で「内閣総理大臣」に選出された「安倍晋三」は、以下のように、日本国憲法を遵守擁護する義務を負っているということです。

日本国憲法を活かせば、安倍晋三内閣総理大臣は退場に!

第六十七条  内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する。この指名は、他のすべての案件に先だつて、これを行ふ。

第十九条  思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。

第二十条  信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。

 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。

 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

第九十八条  この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。

 日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。

第九十九条  天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。


安倍首相のスリカエをそのまま垂れ流す応援団NHK!いつものように選挙後に問題点を指摘する朝日!

2014-04-29 | マスコミと民主主義

次は、NHKと朝日の記事を検証します。ポイントは、以下のとおりです。

1.NHKは、選挙結果について、「中立の立場」から、各党の考え方を、一応「公平に」報道しています。しかし、ここにスリカエが浮き彫りになります。何故か。選挙期間中に「安倍政権の評価を問う」というのであれば、選挙期間中に、有権者に対して、どのような情報を提供したのか、検証すべきです。とりわけ、低投票率の原因は何か、明らかにすべきです。投票率の同行は、マスコミ、とりわけ官営全国放送であるNHKが有権者にどのような情報を流したのか、決定的だからです。

2.NHKは、安倍首相をはじめ候補者の争点隠し・逸らしスリカエについては沈黙しています。しかし、選挙後の安倍首相らの国政上の課題についての言い分を以下のように繰り返し繰り返し全国的に垂れ流すのです。以下NHKの記事の内容をご覧ください。

(1)初めての国政レベルの選挙となった。大変厳しい戦いではあった

(2)引き続き、デフレからの脱却を目指して経済政策を推進していく方針

(3)今回の結果は政権運営への評価の表れ

(4)全国有数の畜産県の鹿児島県で勝利したことから、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、農産物5項目を関税撤廃の例外とすべきだとする国会の委員会の決議などを踏まえて、交渉妥結に向けた取り組みを進める

(5)消費税率引き上げ後、初めての国政選挙で経済の再生や安全保障政策など安倍内閣の掲げる政策に一定の理解が得られた

(6)日本経済の再生や、わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増すなかでの安全保障政策など安倍政権の掲げる政策に対し一定の理解を頂いたものと受け止めている

3.安倍政権の争点隠しを批判する朝日ですが、選挙中に、この争点隠し・逸らしが偽装・偽造であることを徹底して批判したかどうか、全く自己検証していません。ここに朝日の姑息、一見すると安倍政権を批判しているような振りをしながら安倍政権の応援団ぶりが浮き彫りになるのです。それは、

(1)選挙戦では消費増税や環太平洋経済連携協定(TPP)、集団的自衛権の行使容認、原発再稼働など国政の重要政策を真正面には掲げず、「信任選挙」とは言い難かった。

(2)「計21分間の演説」で「奄美振興の額を3倍にした」「東京と奄美を結ぶ航空運賃を安くする」など「地域振興を前面に押し出した」安倍首相の利益誘導・税金の私物化・争点逸らし・スリカエに対して、朝日はどのように質したのでしょうか。争点作りのために、何を有権者に訴えたか、この記事は、そこの点がいっさい不問です。有権者と読者を愚弄するものです。

(3)「交渉の焦点となった砂糖に加え、牛・豚肉などの畜産業が盛んな地元事情から、同席者の一人は『まとまらなかったのは結果オーライ』だと語り、補選で争点化しなかったことに安堵の表情を見せた」とあるように、こんな記事を選挙後に平然と書く神経が判りません。自民党は、詐欺政党・国家的犯罪政党です。これを容認する朝日も同罪です。その点TPP賛成の立場から合意を迫った朝日の政治的立場が透けて見えてきます。

4.NHKも朝日も「1強他弱」に対する批判する国民の声を支持するかのように装いながら、実は安倍亜流政党の育成を政界再編という形で推進するプロパガンダの役割を買って出ているのです。以下ご覧ください。

(1)「巨大与党に対じするため、野党再編をにらんだ動きが活発になるのではないかという見方も出ています」(NHK

(2)「野党の議員の間には、『巨大与党に対じするには、今の状況では限界がある』という指摘もあり、今後、今後、野党再編をにらんだ動きが活発になるのではないかという見方も出ています。(NHK)

(3)「野党がばらばらでは戦えない。今後、どう連携するか検討する」(馬渕澄夫民主党選対委員長)(朝日)

5.安倍政権が推進している「消費増税や環太平洋経済連携協定(TPP)、集団的自衛権の行使容認、原発再稼働など国政の重要政策」(朝日)に対して、真に真向勝負している政党はどこか、国民の前に、事実を明らかにすることこそ、真の対立軸が鮮明になり、「1強他弱」を打破することができることは、安倍政権の争点逸らしを見れば明らかです。何故か。国民の監視の目が肥えてくるからです。

いずれにしても、日々垂れ流されているニュースの記事を検証すればするほど、その日本語の奥に隠されている政権の応援団の役割が浮き彫りになってきます。こうした手口が、戦後ずっと行われてきたからこそ、自民党の独裁的政権が続いてきたのです。

このことは、戦前戦争を許した、マスコミの地ならし報道の手口と重なります。確かに治安維持法など弾圧法もありましたが、そもそも、その弾圧法の制定を許したことそのものが、このようなマスコミの報道の仕方・手口にあったことは明らかです。

今後も、この点を検証していきたいと思います。日本の政治文化のコペルニクス的転換を図らなければ、その不幸は国民に、重くのしかかってくるからです。そういう意味では中国・北朝鮮と大同小異です。

今後の政権運営の「正当性」を垂れ流すNHk!

NHK 衆院鹿児島2区補選 自民・金子氏が当選  4月27日 23時1http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140427/k10014070071000.html

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去年夏の参議院選挙後初めての国政選挙となる衆議院鹿児島2区の補欠選挙は27日に投票が行われ、自民党の新人で公明党が推薦する元鹿児島県議会議員の金子万寿夫氏が初めての当選を果たしました。

衆議院鹿児島2区の補欠選挙の開票結果です。
▽金子万寿夫(自民・新)当選、6万6360票
▽打越明司(無所属・元)、4万6021票
▽有川美子(諸派・新)、5858票
▽三島照(共産・新)、5507票
▽松澤力(諸派・新)、1283票
▽碩利昭(無所属・新)、1152票
 自民党の新人で公明党が推薦する金子氏が、無所属の元衆議院議員で民主党、日本維新の会、結いの党、生活の党が推薦する打越氏らを抑えて、初めての当選を果たしました。金子氏は67歳。衆議院議員の秘書を経て鹿児島県議会議員を6期務め、この間、県議会議長も務めました。
 今回の補欠選挙は、大手医療法人「徳洲会」グループの選挙違反事件に関連して自民党を離党した徳田毅前衆議院議員が辞職したことに伴って行われました。去年夏の参議院選挙後初めての国政選挙となり、各党は安倍政権の評価を問う選挙と位置づけ、激しい選挙戦を繰り広げました。
金子氏は、安倍政権の経済政策=アベノミクスの効果を地方の隅々にまで行き渡らせるなどと訴え、自民党の支持層や推薦を受けた公明党の支持層などを固め、初めての当選を果たしました。金子氏は、「安倍政権の経済政策による景気回復の波を鹿児島や地方の隅々にまで行き渡らせるために、国と地方の間をつなぐ役割を果たしていきたい」と述べました。
今回の補欠選挙の投票率は45.99%で、おととしの衆議院選挙と比べて、14ポイント余り低くなりました。

首相「政策に一定の評価いただいた」

安倍総理大臣は東京都内で記者団に対し、「昨年の参議院選挙後、初めての国政レベルの選挙となった。大変厳しい戦いではあったが、友党公明党、及び多くの皆さんのご支援をいただき、勝利を収めることができた」と述べました。そのうえで安倍総理大臣は、「基本的には、いままで進めてきた政策に一定の評価をいただいたのではないかと思っている。これからさらに景気回復、成長のために全力を尽くしていきたい」と述べました。

公明党の山口代表は27日午後9時半ごろ、公明党本部で記者団に対し、「自民・公明両党で結束して戦った結果だ。特に、賃金の上昇を全国津々浦々に波及させようと訴えたことに、一定の評価や期待が示されたのだと思う。『政治とカネ』の問題も争点になったと思うが、透明化を図ることが政治家個人にも政党にも求められているので、党としても自覚しながら進めていきたい」と述べました。また山口氏は、「経済政策や被災地の復興、それに社会保障など、国民生活に関わりの深い政策を優先的にやってきた政権の姿勢が評価されているのであって、安全保障がストレートに争点になったり、評価されたりしたということでは、必ずしもないと思う」と述べました。

民主党の馬淵選挙対策委員長は記者団に対し、「野党4党が、政治とカネの問題や、安倍政権の政策に対する不安などを幅広く訴えたが、有権者に十分に浸透させることはできなかった。結果は重く受け止めている」と述べました。そのうえで馬淵氏は、「野党がばらばらで戦っても、与党に対してものが言えないのは明らかだ。今回の選挙だけで野党連携が進むかどうかは簡単に結論づけることはできないが、一つの試みにはなった」と述べました。

日本維新の会の松野国会議員団幹事長は談話を発表し、「金権政治の打破などを訴えたが、十分に浸透せず、残念な結果となった。ただ、野党4党が推薦した候補者が、与党への批判票を相当数獲得したことは、一定の民意が、安倍政権に対抗する勢力の出現に期待していることを表すものだ。後半国会では野党共闘に努め、政権交代が可能な改革勢力の結集に向けて、野党再編を一層推進していきたい」としています。

結いの党の小野幹事長は記者団に対し、「消費税率の引き上げが経済に与える影響は数字にも出てきていない段階であり、今回の選挙で有権者は意識しなかったのだろう。保守的な地盤を覆して勝利に結びつけることはできなかったが、野党4党が連携して応援したことを足がかりに、安倍政権に批判的な政治勢力を結集させる取り組みを積み重ねたい」と述べました。

生活の党の鈴木幹事長はNHKの取材に対し、「『政治とカネ』の問題が焦点となるなかで勝利できなかったのは残念だが、今回の選挙によって消費税率の引き上げが国民から承認されたわけではない。野党4党で共闘できたことは意義のあることであり、今後も、安倍政権に対じできる『受け皿』作りに取り組みたい」と述べました。

共産党の山下書記局長は談話を発表し、「今回の選挙は、消費増税、川内原発再稼働、解釈改憲、TPP推進など、『安倍内閣の暴走に待ったをかける』などと訴えたが、残念ながら、議席獲得には至らなかった。選挙戦で寄せられた共産党への期待に応えるために、さらに力を尽くしたい」としています。(引用ここまで

またまた二大政党政治の失敗をとりつくろう!

安倍政権の亜流野党の再編を煽るNHK!

衆院鹿児島2区補選 結果受け与野党は  4月28日 5時12http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140428/k10014073561000.html

衆議院鹿児島2区の補欠選挙で、自民党の新人で公明党が推薦する候補者が当選したことを受けて、政府・与党は、引き続き、デフレからの脱却を目指して経済政策を推進していく方針です。これに対し野党側では、巨大与党に対じするため、野党再編をにらんだ動きが活発になるのではないかという見方も出ています。衆議院鹿児島2区の補欠選挙で、自民党の新人で公明党が推薦する金子万寿夫氏が当選したことについて、安倍総理大臣は27日夜、記者団に対し、「今まで進めてきた政策に一定の評価をいただいたのではないかと思っている。さらに、景気回復、成長のために全力を尽くしていきたい」と述べました。政府・与党は、今回の結果は政権運営への評価の表れだとして、今後もデフレからの脱却を目指して、経済政策を推進していく方針です。また、全国有数の畜産県の鹿児島県で勝利したことから、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、農産物5項目を関税撤廃の例外とすべきだとする国会の委員会の決議などを踏まえて、交渉妥結に向けた取り組みを進めるものとみられます。
 これに対し野党側では、「敗れはしたものの、4党が協力して選挙戦を戦えたことは、後半国会での連携につながる」という受け止めがあり、民主党の馬淵選挙対策委員長は記者団に対し、「今回の選挙だけで、野党連携が進むかどうかは、簡単に結論づけることはできないが、一つの試みにはなった」と述べました。その一方で、「政治とカネ」を巡る問題に関連して自民党を離党した前議員の辞職に伴う選挙で敗れたことについて、野党の議員の間には、「巨大与党に対じするには、今の状況では限界がある」という指摘もあり、今後、野党再編をにらんだ動きが活発になるのではないかという見方も出ています。引用ここまで

支持率をみれば、政権基盤はとても安泰などとは言えない!

しかし、いつものようにゴマカス菅官房長官!ゴマカシを許すNHK!

NHK 補選で勝利「内閣の政策に一定の理解」 4月28日 12時33分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140428/k10014080351000.html

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菅官房長官は記者会見で、衆議院鹿児島2区の補欠選挙で自民党の新人が初当選したことについて、消費税率引き上げ後、初めての国政選挙で経済の再生や安全保障政策など安倍内閣の掲げる政策に一定の理解が得られたという認識を示しました。この中で菅官房長官は、27日に投票が行われた衆議院鹿児島2区の補欠選挙で、自民党の新人で公明党が推薦した候補者が当選したことについて「消費税率引き上げの直後で、野党が共闘するなか、自民党の候補者にとっては厳しい情勢のなかでの選挙だったが、勝たせていただくことができた」と述べました。そのうえで菅官房長官は「日本経済の再生や、わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増すなかでの安全保障政策など安倍政権の掲げる政策に対し一定の理解を頂いたものと受け止めている」と述べ、消費税率引き上げ後、初めての国政選挙で安倍内閣の掲げる政策に一定の理解が得られたという認識を示しました。また、菅官房長官は27日に投票が行われた沖縄県の沖縄市長選挙で、自民党と公明党が推薦し、民主党や日本維新の会などが支持した無所属の新人が当選したことに関連して、「ことし12月に任期満了を迎える沖縄県知事選挙に向け、与党として大きな弾みになったのは間違いない。政府としても、アメリカ軍嘉手納基地を抱える沖縄市をはじめ、沖縄の振興と負担軽減の両面にわたって沖縄県民の思いに寄り添いながら、政府一体となって取り組んでいきたい」と述べました。(引用ここまで

選挙中の争点化隠しを批判しない日本のマスコミの典型記事!

安倍政権批判を装いながら応援団ぶりが浮き彫り!

いつもの上から目線の朝日のスタンスが政治を劣化させている!

自民、勝利に自信 信任はほど遠く 衆院鹿児島2区補選 2014年4月27日22時14http://www.asahi.com/articles/ASG4W6H2DG4WUTFK00J.html

新聞のテーマ) 鹿児島補選 「政権信任選挙」遠く 国政課題争点にせず 

27日に投開票された衆院鹿児島2区補選で自民党の公認候補が当選し、安倍政権は「政権は信任を得た」と強調した。しかし、選挙戦では消費増税や環太平洋経済連携協定(TPP)、集団的自衛権の行使容認、原発再稼働など国政の重要政策を真正面には掲げず、「信任選挙」とは言い難かった。(新聞は「ほど遠かった」とある)

 「進めてきた政策に一定の評価をいただいたと思う」。自民党公認の金子万寿夫氏(67)が当選を決めた27日夜、安倍晋三首相は東京都内で記者団に語った。自民党の石破茂幹事長も党本部で「政権への信頼・期待を表明していただいた」と胸を張った。

 補選は4月の消費増税後、初の国政選で、TPPや首相が今国会中に目指す集団的自衛権の行使容認、夏にも予想される九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働など、問われるべき大きな政策課題が目白押しだった。

 自民党の支持基盤が厚い地域だけに、党幹部の一人は「勝てばまるごと政権が信任されたと言える」と語り、菅義偉官房長官は告示日の15日の記者会見で「経済や安全保障で国民の信を問う選挙だ」と述べ、信任選挙と位置づけた。

 だが、政権は選挙戦でこうした政策を真正面から問おうとしなかった。接戦も伝えられ、「あえて世論が割れる政策を前面に出すことはない」(政権幹部)との戦術に転じたからだ。

19日に奄美大島と鹿児島市で演説した安倍首相は、計21分間の演説で「奄美振興の額を3倍にした」「東京と奄美を結ぶ航空運賃を安くする」など地域振興を前面に押し出した。金子氏も地元の景気対策の訴えに徹した。TPP交渉が合意しなかった25日夜には、首相や河村健夫選対委員長らが東京都内で補選の情勢を分析。交渉の焦点となった砂糖に加え、牛・豚肉などの畜産業が盛んな地元事情から、同席者の一人は「まとまらなかったのは結果オーライ」だと語り、補選で争点化しなかったことに安堵の表情を見せた。集団的自衛権についても、連立を組む公明党井上義久幹事長が「補選の争点ではない」と打ち消した。山口那津男代表も27日夜、「安保政策がストレートに評価されたということではない」と語った。

政権への信を問うはずが、国政上の重要課題を争点に据えることなく、信任選挙にはほど遠かった。

一方、民主党、日本維新の会、結いの党、生活の党の4党は、元民主党衆院議員の打越明司氏(56)を推薦して共闘した。だが、消費税や原発再稼動、集団的自衛権の行使容認4党の立ち位置が異なり、結束して政権の政策の是非を問えなかった。

4党は補選の原因となった医療法人「徳州会」グループの公職選挙法違反事件をめぐる「政治とカネ」批判で足並みをそろえようともした。しかし、地元の「徳州会」にも一定の配慮をせざるを得ず、最後は「政治とカネ」の争点もかすんで、政権批判の受け皿になりきれなかった。民主党の馬渕澄夫選対委員長は27日、党本部で記者団に「野党がばらばらでは戦えない。今後、どう連携するか検討する。低投票率なので政権の信任に値しない」と語った。(土佐茂生、松村愛)引用ここまで

マスコミの振りまくイデオロギーにどう立ち向かうか!

国民の生活向上と平和を願う圧倒的多数の要求をどう結集するか!


これが鹿児島2区補欠選挙中に安倍政権党のスリカエを批判しないマスコミの記事だ!政治腐敗の元凶!

2014-04-29 | マスコミと民主主義

では、この補欠選挙の結果をマスコミはどのように報道したのでしょうか。実は、この報道には、選挙期間中に何を報道していたのか、そのことが浮き彫りになっています。そこにみるのは、政権選択選挙・ねじれ解消選挙の時と同じ手口、スリカエでした。以下そのポイントを検証してみました。

1.投票率の低下の原因をどのように分析しているでしょうか。

2.政権党の政策、というか、安部政権はどのように位置づけて、何を争点化したでしょうか。

3.野党と言っても、民主・維新・結い・生活は何を訴えたのでしょうか。

4.共産党は何を訴えたのでしょうか。

5、山本太郎氏が担いだ候補は何を訴えたのでしょうか。

6.以上、各候補の訴えがどのように有権者に届けられたのか、その結果として投票率が低下したことについて、マスコミ・各党は、どのように評価したのでしょうか。

7.政権党として争点化した訴えと選挙後の安倍首相や自民党の反応などに見る「政権が評価された」論に対して、各マスコミはどのように評価しているでしょうか。

 

安倍政権不支持の声を選挙で示せなかったのは何故か!

共同 【衆院鹿児島2区補選】政権支持「必ずしも安定していない」 投票率は過去最低 2014/04/28 14:32

衆院鹿児島2区補欠選挙は、自民党と公明党が推す新人が勝利したものの、投票率は45・99%と同選挙区では過去最低で、 識者からは「安倍政権への支持は必ずしも安定していない」との声も聞かれた。今回の補選は、医療法人・徳洲会グループの選挙違反事件で徳田毅氏が議員辞職したのに伴い実施された。2012年12月の衆院選(投票率60・55%) は徳田氏が他候補に2倍以上の大差で当選していた。

立教大の五十嵐暁郎(いがらし・あきお)名誉教授(日本政治論)は、低投票率となったことに「政治とカネの問題で辞職した徳田氏と同じ自民党系の候補を積極的に応援したくないという気持ちが有権者にあったのだろう」と話す。その上で「地方ではアベノミクスの好影響より、消費税増税や環太平洋連携協定(TPP)のマイナス影響に関心が高い。今回の結果は安倍政権の支持が必ずしも安定していないことを物語っている」と述べた。

 政治評論家の小林吉弥(こばやし・きちや)さんも「安倍政権の政策が有権者に支持されたとは言えない結果だ」とくぎを刺す。米国のオバマ大統領来日でTPPに注目が集まった直後の選挙だった点について、小林さんは「牛肉や豚肉など農産物の関税で、日本が不利な条件で妥結するのではないかとの不安や失望感が農家に広がっている」と指摘。一方「中央政界で攻めあぐねる野党への期待感も低く、有権者は『政治とカネ』問題にうんざりしている。鹿児島2区は選挙で盛り上がる土地柄だが、今回は白けムードが広がったのだろう」とも分析した。(引用ここまで

愛国者の邪論 「中央政界で攻めあぐねる野党」とは具体的には、どの政党を指しているか、全く不明です。「野党」=「反政権」という構図に追い込みながら、実態は、それらの「野党」の政策を見れば明らかなのに、政権の亜流政党として存在している「野党」を覆い隠すマスメディアは、ものを見ない、見せない、スリカエ・トリックの憲法違反行為と指弾しておきます。

繰り返される議論が深まらなかった論!その元凶は!

議論が深まらなかった責任は!深める責任はマスコミにあり!

議論は深まらなかった論の落とし穴!深めるのは誰か!

安倍政権と亜流政党の馴れ合い放置をマスコミが放置の実態!

東京新聞 衆院補選 与党勝利 鹿児島2区 野党共闘候補破る 2014年4月28日 朝刊

消費税率引き上げ後、初の国政選挙となった衆院鹿児島2区補欠選挙が二十七日投開票され、自民党新人で公明党推薦の元県議会議長金子万寿夫氏(67)が、民主党、日本維新の会、結いの党、生活の党の四野党が推薦する無所属元職打越明司(うちこしあかし)氏(56)ら五人を破り初当選した。安倍晋三首相は政権運営が評価されたとして、環太平洋連携協定(TPP)交渉や、憲法解釈見直しによる集団的自衛権行使容認へ取り組みを強める。補選は、医療法人「徳洲会」グループの選挙違反事件を受けた徳田毅氏の議員辞職に伴い実施。野党側は「政治とカネ」問題を追及したが、消費税増税の是非や集団的自衛権をめぐっては見解が割れた。与党は原発再稼働問題やTPP交渉の日米協議の影響も警戒したが、選挙戦で議論は深まらなかった。投票率は45・99%で過去最低。二〇一二年衆院選の60・55%を14・56ポイント下回った。選挙戦では、首相が十九日に金子氏の応援に地元入りし、離島振興を進めて経済政策の効果を地方に行き渡らせるとアピールした金子陣営は、徳田氏の集票マシンとして長年機能してきた徳洲会の離反回避にも腐心した。打越氏を推薦した野党四党は「安倍政権の暴走阻止」なども訴えたが、及ばなかった。諸派の有川美子氏(42)、共産党の三島照氏(72)、諸派の松沢力氏(32)、無所属の碩(せき)利昭氏(46)の新人四人は支持が広がらなかった。(引用ここまで

スポニチ 鹿児島2区補選 与党勝利 野党共闘の候補破る  [ 2014年4月27日 22:20 ]

消費税率引き上げ後、初の国政選挙となった衆院鹿児島2区補欠選挙が27日投開票され、自民党新人で公明党推薦の元県議会議長金子万寿夫氏(67)が民主党、日本維新の会、結いの党、生活の党の4野党が推薦する無所属元職打越明司氏(56)ら5人を破り初当選した。安倍晋三首相は政権運営が評価されたとして環太平洋連携協定(TPP)交渉や、憲法解釈見直しによる集団的自衛権行使容認へ取り組みを強める
 補選は、医療法人「徳洲会」グループの選挙違反事件を受けた徳田毅氏の議員辞職に伴い実施。野党側は「政治とカネ」問題を追及したが、消費税増税の是非や集団的自衛権をめぐっては見解が割れた。与党は消費税増税に加えて原発再稼働問題、TPP交渉の日米協議の影響も警戒したが、議論は深まらなかった。投票率は45・99%で2012年衆院選の60・55%を14・56ポイント下回った。首相は27日夜、東京都内で記者団に「今まで進めてきた政策に一定の評価を得られた。これからさらに景気回復、成長のために全力を尽くしたい」と述べた。6月22日に会期末を迎える通常国会終了後の夏にも、内閣改造と党役員人事に踏み切る方針だ。選挙戦では、首相が19日に金子氏の応援に地元入りし、離島振興や経済政策「アベノミクス」の効果を地方に行き渡らせるとアピールした。金子陣営は、徳田氏の集票マシンとして長年機能してきた徳洲会の離反回避にも腐心した。打越氏を推薦した野党4党は、政治とカネ問題のほか「安倍政権の暴走阻止」などを訴えたが、及ばなかった。諸派の有川美子氏(42)、共産党の三島照氏(72)、無所属の碩利昭氏(46)、諸派の松沢力氏(32)の新人4人は支持が広がらなかった。(引用ここまで

琉球新報 衆院補選、自民金子氏が当選確実 鹿児島2区、野党共闘候補破る (04/27 21:45、04/27 23:22 更新)

衆院鹿児島2区補欠選挙で当選し、万歳する金子万寿夫氏=27日夜、鹿児島市

消費税率引き上げ後、初の国政選挙となった衆院鹿児島2区補欠選挙が27日投開票され、自民党新人で公明党推薦の元県議会議長金子万寿夫氏(67)が、民主党、日本維新の会、結いの党、生活の党の4野党が推薦する無所属元職打越明司氏(56)ら5人を破り初当選した。安倍晋三首相は政権運営に一定の信任を得たとして、環太平洋連携協定(TPP)交渉や、憲法解釈見直しによる集団的自衛権行使容認へ取り組みを強める意向だ。補選は、医療法人「徳洲会」グループの選挙違反事件を受けた徳田毅氏の議員辞職に伴い実施。野党側は「政治とカネ」問題を追及した。(引用ここまで

愛国者の邪論 同じような論調が、全国的に垂れ流される証拠の記事です!集団的自衛権行使論の狙いはアベノミクス成長戦略の狙いと同じであり、それらの狙いと同一線上に位置するTPPに対して「野党」の評価はバラバラ。「政治とカネ」についても、安倍自公政権と「野党」は大同小異。この構図をバラバラに捉えさせる構図を、情報源をもたない国民が見抜けないようにするところに、現代日本の政治とマスコミの最大の問題があります。

大喜びする安倍晋三応援団=産経のスリカエ思想浮き彫りに!

産経 【衆院鹿児島2区補選】自民勝利で政権追い風 増税後初の国政選挙 2014.4.28.09.20

安倍晋三首相(59)や石破(いしば)幹事長が現地入りし、てこ入れを図ってきた。結局、「政治とカネ」の問題や消費税増税、TPP交渉の影響は限定的だったようで、与党幹部は「有権者は冷静だった」と胸をなで下ろした。…これに対し、公明党は慎重姿勢を崩していない。井上義久幹事長(66)は集団的自衛権について「補選の争点とは思っていない」と述べ、補選の結果に左右される課題でないことを強調してきた。(引用ここまで

産経 【衆院鹿児島2区補選】 【衆院鹿児島2区補選】自民·金子氏勝利 政権運営に弾み 2014.4.27 23:30 九州・沖縄

安倍晋三政権が進めてきた政策が一定の信任を得た形となり、今後の政権運営に弾みがつきそうだ。今回の補選は、消費税率引き上げ後の初の国政選挙とあって、与野党が総力戦で臨んだ。選挙戦は金子氏と打越氏を中心に消費税増税の影響や「政治とカネ」の問題などをめぐって論戦が展開された。自民党は安倍政権の審判を受ける選挙と位置付け、経済政策「アベノミクス」の地方への波及や農業振興などを訴えた。安倍首相自ら19日に奄美大島などに応援に入ったほか、石破茂幹事長ら党幹部を相次いで投入し、票を固めた。

…ただ、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉や原発再稼働などの議論は深まらないまま。有権者の関心は低かったようで、確定投票率は45・99%にとどまり、前回の平成24年衆院選(60・55%)より14・56ポイント下回った。(引用ここまで

YouTube 「政策に評価頂いた」鹿児島2区補選で安倍総理(14/04/28)

愛国者の邪論 安倍政権の審判を受ける選挙」と言いながら、安倍政権の重要政策について「議論は深まらないまま」「有権者の関心は低かったよう」ということそのものが、審判を受けていないことを証明しています。しかし、「政策が一定の信任を得た形」などと、うそぶくのです。ここに日本の政治の不道徳・退廃政治文化が如実に示されています。このことは、マスコミと政党、そして国民がつくりだす政治文化と言えます。

とりわけ、政治の情報を国民に報せる責任のあるマスコミの責任は大きいと思います。同時に、このようなウソ・エセ・スリカエ情報を垂れ流すマスコミを批判しない国民世論も厳しく批判されなければなりません。政権・政党・マスコミ・国民が、切磋琢磨することがなければ、政治は腐敗していくことでしょう。主権在民の形骸化が何をもたらすか、日本国憲法全文に明記されています。

 結果について語る各党、その反応は!有権者に政権の是非を説いたか!

これらの言いたい放題を追及しない日本のマスコミの退廃!

裸の宰相に裸だと言えない、言わない、正当化する政治文化の愚考!

石破氏「鹿児島補選、勝因は政権への評価」

鹿児島補選"自民勝利は政権への信任"

民主党 【談話】衆議院鹿児島第2区補欠選挙の結果を受けて

鹿児島補選 民主馬渕氏 "惜敗、力が及ばず"

生活の党幹事長、鹿児島補選敗北に"お詫び"

記事 鹿児島補選 山本太郎氏が撒いた脱原発の種