今年は春が遅かったようで1週間から10日もずれ込んでいるようだ
例年なら雪どけの枯れ葉の下から淡い光を求めて長かった眠りを覚ます季節
花の咲き具合を見ながら何度か変更になった早春の花を見に
今年初めの花紀行となりました(4月11日)
5時半出発長岡まで片道330キロほどの行程
雪国植物園は日本海のこの地に自生するオオミスミソウをはじめ
越後の里山の植物をなるべく自然の状態で植栽保護している
時期には蝶や鳥や昆虫類も観察できる
蛍の観察会も催されるようだ
当地から東京を抜け埼玉から北関東と進んでいくうちに満開の桜
北上するとコブシや梅の花11キロの長い関越トンネルを抜けると
一転して一面の雪景色 一同歓声を上げる
このままの状態が続くと植物園が心配だが小千谷 越後川口を過ぎて長岡近くなると
すっかり雪のない田圃を目にすることとなりほっとする
11時前に到着し観光ボランティア案内で一回りする
生憎天気が下り坂でお日様が出ないので残念ながら
全開した顔を見せてくれない植物も多い
前日は太陽が出て入館者も多かったようだし今日も良い天気のようだった
ガイドさん曰く事務所へ電話してお日様出ていると言われたらいらっしゃいと…
箱根のようなわけにはいかないでしょう
なんといってもメインの花はオオミスミソウでしょう
雪解けとともに咲く春一番の美しく可憐な花通称[雪割草] とガイドブックに紹介されてました
雑木林の中五万株ほどあり最盛期には斜面を覆い尽くすほどの見事さ
雪割草のふるさと 新潟
関東では自生してない花木もありました
オクチョウジサクラ マルバマンサク
チョウジサクラの変種 青森から滋賀までの日本海の豪雪地帯
花が一回り大きく萼裂片が全縁 萼筒の毛が少ない 花柱無毛 雪深いので重みに耐えしなやかで曲がっている
マルバクロモジ ユキツバキ
園内にはオオミスミソウ以外にたくさんの早春に咲く野草が見てくれと言わんばかりに咲いてました
シラネアオイ イワウチワ
シロバナのショウジョウバカマ 初めて見ました
ショウジョウバカマ エンレイソウ
葉先が地面につきそこから子供が出来3年目にして花を咲かせる様子
まじまじと学習しました。オオミスミソウも花を咲かせるまで自然に種がこぼれて三年かかるそうです
オウレン 林の下に一面でした
コシノカンアオイ(Yさん来年増えるのを期待してます)
ザゼンソウ ワサビ(八百屋さんの店先に並んだらお浸し作ろう)
ニリンソウ お日様が出ないと顔を見せてくれません キクザキイチゲ
カタクリ 開いてくれたのはほんの数輪 ホクリクネコノメソウ
以前訪ねた時にはカタクリの花にギフチョウが訪れていたとか 新潟から山陰の沿岸沿いに分布する
エチゴルリソウ アズマシロカネソウ
蕾のように見えるがこれで全開 東日本の日本海側にのみ見られる
コシノコチャルメルソウ コシノコバイモ
北陸地方に見られクロユリの仲間
最後はスミレで締めくくります
ナガハシスミレ スミレサイシン
日本海側に咲くスミレ 距がほかのスミレに比べて極端に長い
オオバキスミレ 日本海の雪の多い地方に分布
おまけ
ツルアリドオシ ナニワズ(黄色い花が目立っていた)
雪国植物園のの花々という本には300種掲載されているようだが1週間過ぎるとまた違う花
閉園の11月中旬までその時期時期の花 を楽しむことが出来るようです
14時ごろポツポツきて本降りとなったので予定を早めて帰り戻ったのは21時頃でした
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