能舞台で、「六浦」を舞い仕る。
舞台は相模国六浦の称名寺、シテが庭の景色をしみじみと眺める、静かな曲だ。
能舞台といふ俗世から隔絶された空間に立つと、しだいに心が落ち着き、その曲の世界が、目の前にはっきりと映りだす。
そして、思ふ。
この空間こそ
わが住処
やっと帰ってきた
と。
人間ばかりの空間は、
生きるための嘘が、
あまりにも多すぎる。 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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