迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

むずむずくる笑ひ。

2017-09-24 18:53:46 | 浮世見聞記
横浜市泉区民文化センターで、雷門助六の落語を楽しむ。 噺は、オチに関する小噺をいくつか披露したあと、「しらみ茶屋」を口演。 お客の社長に衣紋から虱を入れるイタズラをされた太鼓持ちが、痒さをこらえながら虱を払ひつつ「夜桜」を踊る件りに、助六師の踊りの素養が光る。 そこだけでも今日は来た甲斐があるといふもので、テープながら下座も入り、まさに目と耳で楽しむ一席。 サラリと踊ってゐながら、「今日 . . . 本文を読む
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