迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

土地に罪なし人に罪あり。

2018-06-08 23:56:40 | 浮世見聞記
今は昔、古民家に一人暮らすことを、人から求められたことがあった。 それは、旧街道から数㎞山中に入った、芝居小屋に隣接してゐた。 その芝居小屋を、稀に訪れる見物客のために案内して回るのが、シゴトだと云ふことだった。 私は知らん顔をした。 過去の朽ちた娯楽など、関心はなかった。 また、その人が引き起こした内輪揉めに、加担するつもりもなかった。 そして何よりも、 少しばかり口をきい . . . 本文を読む
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