ふと部屋の天井を見たら、いつの間にやら侵入した虫を、蜘蛛が狙ってゐた。
逃げる虫を、蜘蛛が執拗に追ひかける。
羽の生えてゐるその虫は、一度は飛んで難を逃れたが、再び追ひ詰められて、万事休す。
蜘蛛はじりじりと接近し、つひに飛びかかって取り押さへた!
蜘蛛は家の中の害虫を食べてくれる、人間にとっては有難ひ『神の使ひ』であることは聞ひてゐたが、その瞬間を見たのは今回が初めて。 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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