思ってゐたほどのひどい雨とはならず、夕方には殆ど上がったので、渋谷區千駄ヶ谷の鳩森八幡神社で行なはれた薪能を覗きに行く。狂言は和泉流三宅右近一家の「佐渡狐」、私は“袖の下”がモノを云ふこのテの噺が大好きだ。能は金春流“櫻間會”による「二人静」。静御前の靈が憑依して舞を舞ふ菜摘女の背後で、静御前當人の靈が同装で舞ふかうした“二人(ににん)モノ”は、いくら動きが揃ってゐても . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
プロフィール
-
- 自己紹介
- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
カテゴリー
最新コメント
- GS/ニッポン徘徊──旧下大崎村点景。
- Stargate/帝国の関門、のちに海の玄関、そして永遠。
- ししまる/いまさらあってもしょうがない。
- ししまる/おなじあなのむじな。
- ししまる/かがみにはうつらない。
- ししまる/ごえんとはそういうもの。
- 紫陽花/よくみねぇ。
- 紫陽花/ささやき。
- ししまる/さりながら、さりながら。
- ししまる/あきぬあじわひ。