川崎市麻生區市民會館大ホールにて、大藏流狂言方・山本東次郎と、喜多流シテ方・友枝昭世の人間國寶両師の舞薹を觀る。山本東次郎師の狂言は「粟田口」、粟田口(あわたぐち)とは鎌倉時代、京の入口にあたるその地に群居してゐた刀鍛冶の打った刀を云ったが、そのことを知らない大名は「心の直(す)ぐでない者」を信じて自分の太刀と刀を預けた挙げ句──最後に舞薹にひとり殘ったあとの演技はまさに國寶の真髄、人災ʌ . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
プロフィール
-
- 自己紹介
- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
カテゴリー
最新コメント
- GS/ニッポン徘徊──旧下大崎村点景。
- Stargate/帝国の関門、のちに海の玄関、そして永遠。
- ししまる/いまさらあってもしょうがない。
- ししまる/おなじあなのむじな。
- ししまる/かがみにはうつらない。
- ししまる/ごえんとはそういうもの。
- 紫陽花/よくみねぇ。
- 紫陽花/ささやき。
- ししまる/さりながら、さりながら。
- ししまる/あきぬあじわひ。