今年も地元自治体後援の芸術祭に参加し、公会堂の舞台で現代手猿楽を演じる。
内容がダンスばかりのイベントは妙に取り澄ましたヒトが多くてその空気が好きではないが──ところが肝心の中身(ネタ)に大差は無いのである!──、こちらは地元の人々が気さくに賑やかにやってゐて、その雰囲気が好きで毎年楽しく参加してゐるうち、今年で五回目を数へけり。
今回は、神奈川県三浦市の民俗芸能「菊名の飴屋踊り」から想を得て、今年二月に“狂言踊り”として初演した「日傘娘(ひがさむすめ)」を、演し物に選ぶ。
これまで猿楽掛りの重々しい曲ばかりだったので、今度は明るひ踊り掛りの曲を──と意気込んで臨んだところ、出番五分前を過ぎてから急に膝が細かく震え出し、いざ出番になっても治まらず。
アンタが笑ろふてどないすんねん!──
やうやく落ち着ひた時には、すでに終ひの型に入ってゐて、今回も本番になって判明した“課題”を、またまた増やす。
もちろん、増へるのは大ひに結構!
その克服こそが、
次の参加への、
“楽しみ”となるからだ。
内容がダンスばかりのイベントは妙に取り澄ましたヒトが多くてその空気が好きではないが──ところが肝心の中身(ネタ)に大差は無いのである!──、こちらは地元の人々が気さくに賑やかにやってゐて、その雰囲気が好きで毎年楽しく参加してゐるうち、今年で五回目を数へけり。
今回は、神奈川県三浦市の民俗芸能「菊名の飴屋踊り」から想を得て、今年二月に“狂言踊り”として初演した「日傘娘(ひがさむすめ)」を、演し物に選ぶ。
これまで猿楽掛りの重々しい曲ばかりだったので、今度は明るひ踊り掛りの曲を──と意気込んで臨んだところ、出番五分前を過ぎてから急に膝が細かく震え出し、いざ出番になっても治まらず。
アンタが笑ろふてどないすんねん!──
やうやく落ち着ひた時には、すでに終ひの型に入ってゐて、今回も本番になって判明した“課題”を、またまた増やす。
もちろん、増へるのは大ひに結構!
その克服こそが、
次の参加への、
“楽しみ”となるからだ。