二年ぶりに神奈川縣座間市のさがみ野さくら祭りの演舞臺に参加し、現代手猿樂「日傘娘」と「春雨おもん」をつとめる。
今朝のトウキョウ地方は小雨が微かにパラつく天氣にて、今日は中止かなと落胆しかけたが、時間が經つにつれて予報が變はり、日中はなんとか持ち堪へさうと分かって氣力回復、會場へ着いた時には薄陽もさして、よしよしと安堵す。
ニッポンの“をどり”を、理屈ヌキに、見たまま、そのまま、樂しんでもらふことが、私の活動のいちばんの目的なのである。
ほかの参加團体の方から、「来年もまた樂しみにしてゐます」と聲を掛けていただき、では次にはあの曲を……、とさっそく心積もりをはじめる。