地元の交差點で、タクシー絡みの事故現場を見かける。
かういふテの事故の場合、大抵タクシーのはうが潰れてゐる。
つまり、原因はどちらであるか、常にはっきりしてゐるわけだ。
私はタクシーが絡んだ事故の場合、まずタクシーに非があると思ってゐる。
日頃、トウキョウでタクシーのド下手な運転ぶりを目にしてゐると、イヤでもさういふ判断になってくるのだ。
「女郎の誠と玉子の四角」は、浮世にあり得ないことを喩へたものだが、私はそこへ現代版として、「安全運転のタクシー」を加へてもよいとさへ思ってゐる。
安心や安全は、心掛けるから活きてくるのだ。