小田急線を利用すると、この頃は新型の“二代目”5000形に會ふことが多くなった。
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人災疫病禍真っ只中の令和二年(2020年)に登場し、以来8000形の置き換へとして數を増やしてゐる新鋭なり。
小田急線の車両と云へば、“初代”5000形に見た橫に膨らみをもたせた車体が特徴だったが、二十一世紀の始まりと共に登場した3000形のニ代目からは、膨らみが廢されてタダのツマラナイ長方形の箱になり、陳腐感が否めなかったが、この新5000形からまた膨らみが復活して、やっと小田急らしさが蘇った。
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小田急の車両は初代5000形の昔から、滑りの良い柔らかな乗り心地が印象的だが、それは二代目にもしっかり繼承されて、かつ廣くて明るい車内に座席も快適性があり──東急2020系とやらの落ち着かないそれとは正反對!──、
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無個性なE231族の大増殖によって長らく喪はれてゐた「でんしゃに乗る樂しみ」も、
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やうやく蘇りさうな予感がする。