ここ數年、自分の年齢を正確に把握していない。
書類などに年齢を記載する段になって、慌ててスマホの電卓で西暦から計算し、「さうなんだ……」と初めて知った氣分になる。
そして、記入が済めばまう忘れる。
……これが、トシを喰ふ、と云ふやつか?
否! 否!
私はこれまでの思考や行動を、
これからも変へる氣は全くない。
そこから導き出した生き方の“道しるべ”は、いづれも結果的にすべて正しかったからだ。
さうして、こんにちの私がおはします。
よってかう考へる。
「私はつひに、『年齢を超越した境地』に達したのだ!」
と。