今秋も恒例の市民文化祭に参加し、現代手猿樂「おわら娘」をつとめる。
今回は、再開發事業で昨年に新築されたばかりの複合施設内のホールに會場を移し、一度はここの舞薹に立ってみたいと願ってゐたので、こは嬉しや。
越中の民謠「おわら節」と歌舞伎長唄とを突き合はせて創ったこの曲を演じるのは夏以来の二度目、今回は新たに手に入った衣裳を付けて、身と心にしっくり合ふ感触を味はひながら、樂しくつとめる。
今日は昨日の雨天とは打って變はった晴天に恵まれ、やはり文化の日はかうでなくては、と少し陽差しの暑い秋空を見上げる。