陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

フルートの音に添えて

2014年11月18日 | インポート
 

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 朝夕の寒さが増したと思ったら、庭のヒメシャラとマンサクが見事に紅葉しました。命の最後の輝きのようです。

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 夕昏フルートコンサートは、紅葉した木々の下で行われました。演奏する綱川さんのフルートの音色も、紅葉に負けないキラキラとした輝きで、聴く人々の心を豊かな感動で包みました。

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 綱川さんは全盲のフルート奏者です。でも見えないことのハンディなど全く感じられません。

 ほんの数人の聴き手(私たち)のために吹いて下さったモンティのチャルダッシュの超絶技法に、私たちはただただため息をつくばかりでした。

 綱川泰典さん、素敵な演奏をありがとう!


盛夏

2014年08月13日 | インポート

 朝から酷暑、降るように鳴く蝉の声。

  競うように賑々しい百日紅の花房。

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 この季節になるとふと思い出す加藤楸邨の句

  夾竹桃 しんかんたるに 人を憎む

  句は百日紅ではなく夾竹桃ですが、うだるような夏の森閑とした住宅地に咲く夾竹桃の赤い花と人の心の闇が思われて、心に残る句です。


女郎花・秋の気配

2014年08月08日 | インポート

 連日35度を超える猛暑が続いています。

この暑中というのに、植物は気温ではなくお日さまの傾きや光の波長の変化に敏感に反応するのでしょう。自然は何気に秋の気配です。家の秋の七草も勢いを増してきています。女郎花もやせっぽっちですが咲き始めました

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 おみなえしには女郎花と男郎花があるようで、黄色い花の咲くこの写真の花を女に見立てたようです。

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   月の中に 一本高し 女郎花

   女郎花 昔の人の すがた也 

   女郎花 女ながらも 一人前

               (子規)

子規は、どうやら女郎花に楚々とした女の姿をかぶせたようですが、私はむしろ秋を彩る少女たちの賑わいを思うのです。

  おみなえし はしゃぐ少女や 秋の庭


  フラワーフェスティバル

2014年03月23日 | インポート

    2014・3・23

  家の前の桜の花が咲き始めました。

      一年に一度

 この辺りが桃源郷になるのもま近かです。

   我が家の花フェスティバル

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     ヒトリシズカ

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     リュウキンカ

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     イカリソウ

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    ショウジョウバカマ

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     レンギョウ

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      コブシ

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           バイモユリ

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    クリスマスローズ

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      菜の花

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     シンビジュウム


ひな祭り

2014年03月03日 | インポート

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  頂いたミニ雛を飾ってみました。

 全体が20センチ程の小さな手作り雛です。

 作り手のセンスの良さが感じられる素敵な雛

 人形です。

         ・

   その昔、女の子ばかりだった私の生家には、

 それぞれの女の子のためにそれぞれの立派な

 七段飾りの雛人形があった。雛祭りには、そ

 れぞれが自分の雛人形を飾ったから、部屋中

 が赤い毛氈の七段飾りでいっぱいになった。

 私たちはきれいな着物を着せられ、その前で

 重箱に入った雛祭りのご馳走を頂いた。

  それが特別に恵まれたことだとも、有り難い

 ことだとも思わず、当然のように育った。

          ・

  女の子の母になった私は、娘たちに雛人形を

 買わなかった。そんなことはどうでもよいこと

 のように当時の私は思っていたし、女の子だけ

 の祭りということにも多少の抵抗があった。

 娘たちはそれに不満も言わず、自分の雛人形を

 持たないまま大人になった。

           ・

  娘のところに女の子が生まれた時、私はため

 らわず七段飾りの雛飾りを贈った。長い間心のど

 こかに雛人形を買ってやらなかった後ろめたさ

 があった。

            ・

 


春欄

2014年03月02日 | インポート

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 木陰にひっそりと、自己主張することもなく

 咲く、我が家の今年の一番乗りの山野草です。

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 美しき いにしえ女(ひと)のごと 春の欄

           ・

 


雪便り

2014年02月15日 | インポート

 

 富士山麓からの雪便り。

 かまくらが創れる程の大雪だそうで、大人は

 対応に大わらわ。子供は喜び庭駆け回る。

 

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  同じ静岡でも、この辺りは一雨ごとに春

 めいて、美味しい春が始まっています。

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 春味を パスタに添えし 蕗の薹

         *


ツリガネニンジン

2013年09月22日 | インポート

  

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  秋の庭 誰が創りしか ツリガネソウ

 よく見ると、山野草には形の面白いものが多い。

今朝、庭で見つけたツリガネニンジンも、ムラサキツユクサも、ホトトギスも、けっして創ろうとしてできる形ではない。植物学的には、いろいろ理由があるのだろうが、だとしても、色といい形といい造形の妙としか言いようがない。そんな花を観察し絶妙な名を付けた先人の造詣の深さにも、感服する。

 一粒のけしにも宇宙が宿る 

 と言ったのは寺田寅彦だったか。

 季節の訪れごとに少しずつ変わる庭の草花を見ながら、こんな風に自在な造形ができたらいいのになーと思うのだが、神様の手にはかなうはずもない。

 


Merry Xmas

2012年12月25日 | インポート

  富士山に近い山の家の、クリスマスディナー

にお邪魔しました。

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手作りのクリスマスディナーです。

     *      *      *

 車で30分程の「根場野鳥の森公園」では、富

士山から吹く冷たい風で、木製のオブジェが樹

氷のオブジェにさま変わり、クリスマスを演出し

ていました。

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 この夜、富士山の家の庭にも雪が降り、子ど

もたちにとってはこの上なく素敵なホワイトクリ

スマスになりました。


3.11 アトリエの中での作品展

2012年03月06日 | インポート

   「私は何をつくればいいの?」というタイトル

   の作品展が開かれます。

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            ( 作品から  きずな ) 

場所 静岡市葵区西千代田 23-22 

      野田小榮子さんのアトリエ

      電話 054-291-5058

     1Fでは インスタレーション

     2Fでは 染・織・書・ガラス・陶

 この作品展に「アトリエ朝」も参加しています。

  期日は 3月8日(木)~3月11日(日)

       12時00分~17時00分 

  お時間がありましたら、是非お出掛けください。

     「ランチ」と「お茶とお菓子」もあります。