陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

彼岸会

2012年09月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 9月23日は彼岸の中日です。

彼岸とは、煩悩に満ちた現世(此岸)に対して、

煩悩を脱した悟りの世界を指す言葉です。

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 静岡市葵区大岩にある臨済宗妙心寺派の寺

院「臨済寺」の彼岸会に行ってきました。ここは、

戦国大名今川氏の菩提寺ですが、禅宗の道場

として、今でも禅宗の僧たちの修行の場になっ

ています。大勢の僧たちの読経の声が、雨の賤

機山の静寂の中に流れます。

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 この本堂は、江戸時代前期の建立で入母屋

造りの国宝、装飾のない建物に、「勅東海最初

禅林」の額が映える、美しい建物です。

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 華美な装飾を排した日本古来の建築空間の

中での読経に、いっとき、煩悩を離れた悟りの

気持ちを思い起こさせられたのも、彼岸会のお

陰です。

 日本人が古代から続けてきた「営み」に共感

できるようになったのは、やっぱり歳のせいで

しょうね。


人は誰でも主役になれる

2012年09月01日 | 日記・エッセイ・コラム

 これ、葉っぱビジネスで有名になった徳島県

上勝村の「いろどり」代表、横石氏のセリフです。

 70代80代のおばあちゃんが、注文に応じて

山から美しい葉っぱを採ってきて都会に発送す

る、そんなビジネスです。発注は、すべてパソコ

ンで・・・・・・・。

 これで年収で1000万円を稼ぐおばあちゃん

も出てきて話題になりましたから・・・・、ご存知

ですよね。

 人は「誰でも主役になれる」。

この発想がいいなーと思いました。人の存在も、

お金に換算されると俄然生き生きとして見えて

きますが、実は「人は誰でも主役になれる」とい

う発想こそ、人間の生きがい、ひいては人間の

尊厳に拘わる大きな課題なのだと思うのです。

 ここでの取り組みは、その重要さを実証して見

せてくれた、山里の村の素敵な事例ではないか

と思ったのでした。

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  今、谷津山にいくらでも咲いているヤブニョウガ白い花は

   次に黒い実になります。これも何かの役に立たないかしら。