9月23日は彼岸の中日です。
彼岸とは、煩悩に満ちた現世(此岸)に対して、
煩悩を脱した悟りの世界を指す言葉です。
静岡市葵区大岩にある臨済宗妙心寺派の寺
院「臨済寺」の彼岸会に行ってきました。ここは、
戦国大名今川氏の菩提寺ですが、禅宗の道場
として、今でも禅宗の僧たちの修行の場になっ
ています。大勢の僧たちの読経の声が、雨の賤
機山の静寂の中に流れます。
この本堂は、江戸時代前期の建立で入母屋
造りの国宝、装飾のない建物に、「勅東海最初
禅林」の額が映える、美しい建物です。
華美な装飾を排した日本古来の建築空間の
中での読経に、いっとき、煩悩を離れた悟りの
気持ちを思い起こさせられたのも、彼岸会のお
陰です。
日本人が古代から続けてきた「営み」に共感
できるようになったのは、やっぱり歳のせいで
しょうね。
これ、葉っぱビジネスで有名になった徳島県
上勝村の「いろどり」代表、横石氏のセリフです。
山から美しい葉っぱを採ってきて都会に発送す
る、そんなビジネスです。発注は、すべてパソコ
ンで・・・・・・・。
これで年収で1000万円を稼ぐおばあちゃん
も出てきて話題になりましたから・・・・、ご存知
ですよね。
この発想がいいなーと思いました。人の存在も、
お金に換算されると俄然生き生きとして見えて
きますが、実は「人は誰でも主役になれる」とい
う発想こそ、人間の生きがい、ひいては人間の
尊厳に拘わる大きな課題なのだと思うのです。
ここでの取り組みは、その重要さを実証して見
せてくれた、山里の村の素敵な事例ではないか
と思ったのでした。
今、谷津山にいくらでも咲いているヤブニョウガ。白い花は
次に黒い実になります。これも何かの役に立たないかしら。