陶芸教室のMさんが、信州小布施に家を建
て転居してから1年半が経ちました。なかなか
実現できないでいた小布施訪問を、ようやく実
現することができました。
信州は折からの大雪で、あたり一面水墨画
のような美しさです。観光シーズンには銀座並
の混雑になるという小布施も、雪で人もまばら、
中島千波美術館などは、広々としたギャラリー
が貸切という贅沢さでした。
(小布施の岩松院の山門、ここに北斎の描いた
天井画の龍がいます。)
「スニーカーで歴史の街を歩く」というのが、
小布施の街のコピーですが、町のあちこちに
美術館や古い建物や素敵なお店が点在して
いて、小半日は十分に散策が楽しめる街づ
くりになっています。
小布施というと、すぐに「栗羊羹」と思うほど
有名な羊羹ですが、その栗羊羹も、単におい
しいというだけでなく、「お洒落で高級な小布
施」を演出するブランドの役割をになっている
のだと気づきます。だから、値段も都会並み
なんでしょうね。
* * *
小布施の町を楽しみ、新雪の信州の山々を
仰ぎながら、ひなびた湯田中温泉につかる、
楽しい信濃路の旅でした。