チョウジというと「丁子」を思い起こす方もあるかもしれませんが、ここでご紹介するのは「セキヤノアキチョウジ」です。別に「アキチョウジ」という山野草もあります。
今、庭に真っ盛りのこの写真が「セキヤノアキチョウジ」。こうしてみるととても美しいのですが、一年に数日のこの季節以外は、かなり長く雑草状態です。
よくみると、花の一つ一つが丁子(クローブ)の形と似ているので、チョウジというのかな、とも思われます。
「丁子」は、「クローブ」の花蕾を乾燥させた香辛料で、 インドネシア(モルッカ群島)が原産です。ちなみに世界の三大香料というのは、ペッパー・グローブ・ナツメグです。 正倉院の宝物のなかにも当時輸入された丁子があるとのことで、 生薬としての花蕾を丁子(ちょうじ)または丁香(ちょうこう)といい、芳香健胃剤として使われました。
このセキヤノアキチョウジは、伊豆の万籟植物園からきたものですが、ちょっとした山(竜爪山)にいくと、ごく普通に咲いています。とても丈夫でよくふえます。
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