今「静岡県工藝美術展」が、「静岡県立美術館」 県民ギャラリーで開かれています。
私も、そこに作品を出品しているのですが、秋の美術館のたたずまいがとても素敵なので、
会場へのプロムナードからご案内します。
静岡県立美術館は、遠くに南アルプスを望む、自然豊かな日本平の麓にあります。
構内は、今、紅葉の真っ盛り。
美術館までの穏やかな坂道には、いくつかの素敵な彫刻が設置されていて、
そんな作品を眺めながら、紅葉した木々の中をゆっくりと歩くのが、快適です。
秋の感触を楽しみながら歩いていくと、
出会うのは、存在感絶大な女性像 掛井五郎の「 蝶 (ブロンズ)」 です。
枯葉が地面を落ち葉色に染めて, 秋は深まりを見せています。
茂みの中でキラキラ輝いているのは、大西 清澄の ステンレス作品 「 涛の塔」です。
登り口の途中で、ワイヤロープが自然に錆びて、空間と一体化しつつある作品に出会います。
時間の中での風化をテーマにした作品。 鈴木久雄 「風化儀式V-相関体」です。
プロムナードは、おしまい頃になると作品が小ぶりになります。
佐藤忠良 のブロンズ像 「みどり 」です。そして美術館の入り口へ・・。
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さて、お目あての「静岡県工芸美術展」は、この美術館の右サイドのギャラリーで開催中です。
(中央の作品)「涅・うちなる有機体」が、光栄にも会員最優秀賞を頂きました。
会期は11月27日(日曜日)まで。紅葉を楽しみながらお出かけ下さい。
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ありがとうございました。
展覧会は、無事に終了いたしました。(12月1日記)