今、静岡県立美術館県民ギャラリーで、「静
岡県工芸美術展」が開催されています。
陶芸、染色、七宝など124点の作品の中の
最優秀作品に贈られる「静岡県工芸家協会
会長賞」を、私の作品「ノスタルジア」が頂き
ました。
「ノスタルジア」とは、私の中にある古代へ
の憧憬(あこがれ)の気持ちの表現です。
縄文の壺などに見られる稚拙だけれども
生命力に満ちた装飾模様、日本だけでなく
世界中の遺跡に刻まれている「渦」模様。
人類が描くことを覚えた時から始まったこれ
らの模様に秘められた人類の祈りや想いが、
数千年の時を隔てた現代の私たちの心に脈
々と伝わってくるのを感じます。
そんな思いを、黒と金の素材を使って現代
的に表現したいと思って創った作品です。
夕方、美術館を出ると、行き道は紅葉で
美しかったけや木並木が、真っ赤な空を
背景に燃えていました。このあたりは、
静岡でも最も美しい場所です。
*展覧会は、12月5日までです。
写真は、京都南禅寺山門から見た南禅寺の
紅葉です。(うまく撮れていませんが・・・・・)
* 所用で関西に行ったついでに京都に立ち
よりました。京都・永観寺の紅葉が見事だと
聞いていたからです。紅葉真っ盛りというには、
ちょっと早かったようですが、それでも哲学の
道から永観寺・南禅寺のあたりは、紅葉を求
める人々で賑わっていました。
それにしても、何千年もの歴史と今が共存す
る「京都」とは、何と贅沢な街でしょう。歴史を
刻み込んだ山門から透けて見える紅葉を眺
めながら、つくづくそう思いました。
*清水寺でも永観寺でも、午後5時半から
9時半まで「紅葉のライトアップ」をしてい
ます。京都におついでのある方、この季節
だけの見事なイベント、お仕事の後にでも
お勧めです。
18日は、ボジョレーヌーボーの解禁日です。
紅葉が始まり、空気が冷えてくるこの季節が、
ワインのおいしい季節です。
山梨県勝沼は、日本のワインの90%以上を
製造する地域。この地域だけでも30軒以上
のワイナリーがあります。
このワイナリーを訪ねて、それぞれのワインの
味をを楽しむというツアーに参加してきました。
写真はお目当てのグレースワインのワイナ
リー、ゲットしてきたグレースなワインで、おい
しい料理を頂くのは、この季節の最高の贅沢
です。
。
信州では今朝、気温0度、初霜が降りた
そうです。早くも霜月・もう冬ですね。
地味な秋の山野草に混じって、鮮やかな黄色
のツワブキが、秋色の庭に彩をそえています。