陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

空木(うのはな)

2011年04月30日 | 日記・エッセイ・コラム

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  ゴールデンウイークに入りました。谷津山

 の上からも賑やかな子どもたちの声が響い

 てきます。この季節、名もない雑草たちまで

 もいっせいに花をつけます。 庭ではムラサ

 キサギゴケが紫色の絨毯のように咲き、谷

 津山では空木(卯の花)の花が、白い米粒

 のような花の束を風に揺らしています。 

 アトリエでは、6月の展示会の為の作品の

 焼成中。 

 今が、一年中で一番心地よい季節かな。


みどりの季節

2011年04月22日 | 日記・エッセイ・コラム

  櫻が終ったと思ったら、あっという間にみど

 りの季節です。

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   太古の昔、人類が生まれてきた頃の地

  球もこんなに柔らかい緑に包まれていた

  のでしょうか。いったいいつからこの美し

  い新緑の季節は始まったのでしょうか。

  生まれ来る命と、死に行く命と、人々の命

  の営みを、何億年もの間見守り続けてき

  たにちがいないみどり・・・・・・・・・、親しい

  方のお葬式を前に、ふと 「母なるみどり」

  そんな言葉を思ったのでした。


ハンス・コパー展

2011年04月18日 | 美術館めぐり

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  「静岡市美術館」で、今「ハンス・コパー展」

 が行われています。

 白を基調にした広々としたロビーに白いテー

 ブルと黒い椅子、新装成った静岡美術館は、

 天井の高いモダンな空間になっています。

 この空間に、ハンス・コパーの作品が大小合

 わせて125点展示されています。

  白と濃い茶を基調にしたその作品は、大胆

 な構図に緻密で繊細な細工が施され、見る者

 に、彼の精神世界の緊張感を伝えます。

  現代陶芸に興味のある方には、ぜひご覧い

 ただきたいとてもいい展覧会です。

       期日は、6月26日(日)まで。

      場所は、アオイタワー 3階です。

 


 東京から

2011年04月12日 | 日記・エッセイ・コラム

  さくらの名所、千鳥が淵のさくらです。

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 東北関東大震災のあとの東京は、どこも電気

 が薄暗い感じで、いつもの華やぎがありません。

 それでも、千鳥が淵のあたりは、たくさんのお花

 見客で賑わっていました。孫の入学式のあと、

 みんなで九段坂あたりから千鳥が淵を散策しま

  した。

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  この日の午後、東京ではまた大きな地震の揺

 れがありました。揺れの後電車が一時止まった

 り、余震続きで気持ちの休まる暇がありません。

   福島第一原子力発電所の事故は、チェルノ

 ブイリ並みの「レベル7」と、本日認定されました。

 数年前、チェルノブイリで事故が起きた際、誰が

 今日のこの事故を予測できたでしょうか。

 「日本では、絶対にそんなことは起きない」、そう

 識者も言い、私も日本の技術力を信じました。

 それが 「チェルノブイリと同じレベルの大事故」

 と聞かされても、俄かには信じがたい気持ちで

 す。

  自分をも含めて、人間の愚かさ傲慢さを思い

 ます。 人間の歴史とは、そんな未熟な人間の

 哀しい選択の連続で創られているのかもしれま

 せん。