不要不急の外出禁止はさぞ厳しいだろうと、東京で暮らす娘たちに「コロナ見舞い」をおくった。
すると、早速「コロナ見舞いお返し」が、宅急便で送られてきた。抹茶と黒豆と栗の入ったパウンドケーキ!
包装のこだわりと言い、ケーキの出来栄えといい、プロ顔負けだ。ちなみに商標の「かえで」は作り手の名前。
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子どもたちが、秤で分量を量って、粉をふるい卵を泡立て砂糖やエッセンスを加えて、小半日をかけてて焼いてる様が目に浮かんでくる。出来上がったケーキを冷まして、さて今度は、どんな風に演出しようか、りぼんは?包装紙は?箱は?メッセージは?
そうだ、贈り物って元来そういうものだったね!。人の喜ぶ顔を思いながら時間をかけて作ること。 物の溢れる時代の中でついつい忘れてしまっている「自分で物(料理も)を作ること」や「人を思いやること」や「優しさの表現」などなど・・・・、いろいろなことを思い起こさせてくれたよ。
アリガトウ! トッテモオイシカッタ!
ペストに襲われたアルジェリアのオランを舞台に展開するカミユの「ペスト」を読みながら、頂きました。不条理の前では100年前も今も、人間はあまり変わっていないようです。
お返しの写真、赤い花は今朝お隣のおばさんに「山椒の葉」をあげたらお返しに頂いたもです。