陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

韓流映画

2005年08月31日 | 日記・エッセイ・コラム
「彼女を信じないで下さい」という、やたらとたのしい韓国映画をみてしまった。

八月最後の日。
八月いっぱいの映画のチケットがあったことに気がついて、サールナートへ。サールナートというのは、たった50席のミニシアターで、家から自転車で5分のところにある。ちょっと気が向いた時に、さっと気軽にいけるし、観客も大概は数人と空いていて、ゆったりしたした気分で、ちょっとマイナーな(でも私の好きな)ミニシアター系の映画が楽しめる。

本日は結構観客が多い。どうやら韓流映画祭が始まっているらしい。

韓国映画をたくさん見ている訳ではないので、独断と偏見なのだけれど、この映画「彼女を信じないで下さい」についていえば、確かに面白いし、その品格もなかなかなものだ。
ストーリーは簡単で、嘘で固めた芝居が、どこかで本物になってしまうという、よくあるどたばた喜劇なのだけれど、舞台になっている韓国の田舎町の人情、家族のありよう、どたばたの底を流れる真面目さ、人間肯定の暖かさ、それらが上手に描かれている。滑稽な笑いのはずの場面に、思わず涙が出てきたりして・・・・・、なかなか上手いのだ。しかも主人公はきれいだし、演技派だ。

 韓流ブームって、こんなところにあるんだな、と妙に感心してしまった。




とうがん

2005年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム
 000008_012見てください。この素敵な作品を!

「焼きものか?」ですって。

いえ、正真正銘の「とうがん」です。
今日、新間の住人から頂きました。
あまりに立派なので、つい写真にパチリ。

ちなみに、ピノキオ人形の高さは、25cm。
写真をクリックして拡大して見てください。
立派でしょ!


とうがんは大好きですが、
さて、この巨大とうがん、どうやって頂きましょうか。

oさん、ごちそうさまでーす。



窯を開けたら

2005年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日は、台風11号の真っ只中、大雨の中を娘たちが東京から帰ってきました。逆に、東京にかえるはずの知人は新幹線不通で静岡に足止め。雨の中で車がパンクしたり、自然の猛威にひとたまりもない人間様の弱さを、つくつくと感じさせられました。

000008 さて、今朝は一転して青空。夏の最後を飾るにふさわしい暑い一日でした。
ちょっと早いのですが、窯を開けてみました。前の窯では溶けきれなかった釉薬が上手く溶けて、できばえは「まあまあ」。写真は、ちょっとしゃれて、ピノキオ人形と一緒に。



指定管理者制度

2005年08月25日 | 日記・エッセイ・コラム
 ひょんなことから、指定管理者制度について、関心を持つことになりました。

しずおか女性の会では、今年の11月22日に、「市長と語る会」を予定しています。
その担当者として、何を語りあえばいいのか企画を練っているうちに、指定管理者制度が出てきました。
これって、何だか今流行の、「民営化できることは民営にすればよい」の代表みたいな感じの制度なんですね。

 もともと私は、行政の形式主義というか、事なかれ主義、保守性が好きではありません。だから、民間に事業を委託するのは大賛成です。でも、その対象が、美術館や音楽館 や博物館や図書館となると、「え! それってちょっとヘンじゃあないの」といいたくなります。たくさんの財宝を持って外貨を稼いでくれるルーブル美術館や大英博物館やエルミタージユ美術館ならいざしらず、地方のそれは、お金を稼ぐというより、生活者の知的な興味を満たし、感性豊かな次世代を育てる、いわばその街の文化のバロメーターみたいなものなんじゃないかと思うのです。だから、行政は税金を使ってでも、高邁な文化行政ビジョンを展開しなければならない、そのはずなのに、それを誰かに委託しちゃって、本当にいいのかしら・・・・・ね。

 この問題、ちょっと勉強してみたいと思います。




ロングバカンス終了

2005年08月21日 | 日記・エッセイ・コラム
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 一瞬空が暗くなったと思うと、急にスコールのような激しい雨、それがまたすぐに上がってお日様が顔を出す、ここのところ毎日のように続くこんな天気に、何だか熱帯地方にいったような感じを受けています。温暖化のせいでしょうか。
昔は、青い空にもくもくと湧き上がる入道雲を見て、「ああ夏休み終わりだ・・・」と、一抹の淋しさを味わったものでしたが。

 チビさんの登場で賑やかだったわが家の夏休みも、終わりました。
天真爛漫な子どもは、もうただそこに居るだけで回りを幸せにしてくれます。しぐさも会話も天使そのものです。でも、その小さな体いっぱいにたくわえた成長のエネルギーは、大人の比ではありません。あくなき探求力と、旺盛な吸収力に、大人はつい音を上げてしまいます。みんなが疲れたところでご帰還・・・・、というところでしょうか。

 がらんとした感じのわが家ですが、気を引き締めて、さぁ、秋の創作の開始です。長いことお休みしたHPも再開です。
*いつの間にか、庭にはニッコウキスゲが咲いていました。

 


暑中お見舞い

2005年08月09日 | 日記・エッセイ・コラム
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 暑中お見舞い申し上げます。

毎日暑いですね。昨日は、素焼きの余熱でむんむんする工房で轆轤を轢きながら、国会の解散のニュースを聞きました。ことを成就させるためには、いろいろな要素がうまく融合するまで、「時を待つ」忍耐が必要なんでしょうが、思い込みの激しい自意識過剰な人間には、それが許せない。
政治とは無関係なのに、なんとなく、自分の身にひきつけて、考えてしまいました。

写真は、ヨツバヒヨドリ草。標高1000メートルの井川峠あたりの草原に、一面に咲いています。ヒヨドリ草には、きまってアサギマダラが乱舞しています。


きんみずひき

2005年08月01日 | 野草
000006_005 きんみずひき
 暑さの厳しいこの時期には、山野草もあまり姿をみせません。いわゆる雑草の類が幅をきかせ、山野は野生の植物で覆われたかにみえます。そんな雑草に混じって、すっと伸びた茎に転々と黄色い小さな花をつけているのが、この「きんみずひき」です。花の可憐さに比べて頑固な草で、庭てもどんどん繁殖します。特に、種は服にくっついて厄介です。