陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

穴窯

2012年01月26日 | 陶芸教室

  藁科川上流,名も知らない山の頂上に築窯中

 のSさんの穴窯を見に行ってきました。

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 藁科川をとん澤から左に折れて、細いくねくねした

山道を車で20分ほどのぼると頂上に着きます。

ここに切り開かれたわずかな平地に、工房と作業所

があり、その脇に完成まじかの窯がありました。

思ったよりズット立派な穴窯です。

 穴窯とは、

古窯(こよう)の一形式で、斜面に縦に溝を掘りこれ

天井をかぶせた簡単なをいいます。日本では、

この穴窯が、5世紀に朝鮮半島から須恵器技術と

ともに導入されました。穴窯は2メートルか10メート

ルほどの長さで構造は簡単、燃料をくべる燃焼室と

製品を置く焼成室からなり、後部に煙突がついてい

ます。桃山時代に連房式登窯が登場するまで

そ1100年ほどの間、日本では連綿とこの形式が保

たれてきした。現代では、耐火煉瓦を使い効率の

よい窯になっていますが、火と土の最も原始的な饗

宴故に、今でも陶芸家の憧れの対象になっています。

               *

 この窯の完成は春になる予定、初窯に作品を入れ

 ていただくのが楽しみです。

 なかなか風邪が引かず、不調が続いてブログにも

 ご無沙汰してしまいました。少しずつ陽射しも強くな

 ってきて、活動開始です。 ガンバラナクチャ!


希望

2012年01月07日 | 日記・エッセイ・コラム

 暮れから風邪をこじらせ、お正月も明るい気分

になれませんでした。自然に囲まれたこの地は、

この時期とても寒いのです。                          

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 今朝庭に出て、蝋梅のそれは見事な黄色い

花が、太陽の光を浴びて輝いているのを見つ

けてはっとしました。北風が吹いて枯れた葉を

一気に吹き飛ばして行ったのです。

  厳しい寒さにも負けずに、毎年見事な花を

咲かせるこの花に、たくさん慰めや勇気をもら

っていることを、改めて思いました。

     

*新春の書初めをしました。

 宮澤賢治の詩、「雨ニモマケズ」です。

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 この詩は、昨年、東北地方の震災の後多く

の人々の心に思い浮かんだものです。

書きながら、 ふと賢治のこころと出合った気

がしました。


おめでとう・2012年

2012年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム

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        今年は龍年。

龍は、古代の伝説上の不可思議な力を備えた

動物です。竜神、竜王、などの言葉もある通り、

仏法を守り雨を降らせ水を守るとされています。

 混乱を極める人間世界に、自然との調和と

 人類の平穏を導く、勢い盛んな龍神が訪れ

         ますように !

   そして、よい年になりますように!