朝晩は、思いがけず涼しくて、思わず長袖のシャツを羽織りたくなります。
窓を開けると、ひやっとした空気が、金木犀の香りを運んできます。金木犀の季節になりました。
金木犀には、誰でも、きっといくつかの思い出があることでしょう。
金木犀のかおるポストの前で手紙を待ったあの日のこと、出産で病院に急ぐ車の中にふーと漂ってきたあの甘い香り。
かぐわしい香りとともに懐かしいシーンがよみがえります。
便箋に 金木犀の 香をいれて (橋本幹夫)
そういえば、そんなこともあったかな・・・。
朝晩は、思いがけず涼しくて、思わず長袖のシャツを羽織りたくなります。
窓を開けると、ひやっとした空気が、金木犀の香りを運んできます。金木犀の季節になりました。
金木犀には、誰でも、きっといくつかの思い出があることでしょう。
金木犀のかおるポストの前で手紙を待ったあの日のこと、出産で病院に急ぐ車の中にふーと漂ってきたあの甘い香り。
かぐわしい香りとともに懐かしいシーンがよみがえります。
便箋に 金木犀の 香をいれて (橋本幹夫)
そういえば、そんなこともあったかな・・・。
今年は、暑かっただけでなく何やかやと多忙でゆっくり庭の草花と付き合えませんでした。
すっかり夏草の生い茂ってしまった私の庭に、すーと茎を伸ばしてイワシャジンの花が咲き始めました。
岩シャジンは、もと もと山の岩のゴツゴツした斜面に咲く花ですから、雑草など気にはならないのでしょう。でも、華奢な紫の花は、どこか気品のある貴婦人の風情で、もっと大切に育ててあげなければ、と思わされるのです。十年も前からの我が家の住人ですが、今年は九月に雨が多かったせいでしょうか、美しい色をしています。
むらさきの 美しかりけり 古人 想ほゆ
台風一過、何事もなかったかのように、さわやかな秋の空に 夕日が輝いています。
いよいよ本格的な秋、秋草花到来の季節です。雨上がりの庭に、萩、女郎花、ホトトギス、イワシャジン、フジバカマ、トリカブト などがあっという間に咲き始めました。
本日の写真は、秋草花の中でもあまり目立たない仙人草です。木や草のてっぺんをレースで覆うようにして白い小さな花を咲かせるつる性の雑草です。芳醇な甘い香りがします。
屋根一面 おおうは白き 仙人草