連日の35度を超える猛暑、みんな生きているのがやっと! そんな毎日が続いています。
今、秋の展覧会に向けてオブジェの制作に取り掛かっています。早朝に仕事を開始し、真昼の熱い時間はお昼寝、日が陰ってから再び仕事を再開する、それが粘土を乾燥させながらの成形には格好のスタイルです。
夕方、山に散歩に行きました。道端にふわっとベールをかぶせたように咲いている仙人草を見つけました。曲がりくねった葉柄で木や草に絡みつき、パッと開いたオシベを十字形の白い萼が取り囲んだ白い小さな花の群れは、仙人ならぬ天使のイメージです。
数年前、家の庭に植えたらやたらと増えて始末に負えなかった経験があるのですが、山野の自然の中でみる仙人草は、なかなかの美しさ。思い立って一つる手折って持ち帰り、ガラスの壺に活けてみました。
道端の仙人草を活けにけり