陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

何だか変ですね

2006年07月31日 | 日記・エッセイ・コラム

 何だか変ですね、いえ頭じゃなく、天気です。

うちの植物だけがおかしいのかと思ったら、そうじゃなくて、どうやら日照時間が極端に少ないせいみたいです。野菜もダメだと、ラジオでいっていました。

_062  家の庭は、夏が来ないまま秋の草花に変わり始めました。シュウカイドウも、どんどん上に伸びて、背高です。

オミナエシや桔梗と並んで、ホトトギスやシュウメイギクがさきはじめました。これって、やっぱり、おかしいですよね。

_066  日頃の手入れを反省、エンチョーで消毒薬や土や水蘚を買ってきて、草花の手入れ。

_063  あれ、去年、井川の山の岩場で採ってきたイワタバコが咲いてる。ちょっと情けない姿だけど、それでも大したものです、野草の生命力。

 本日からまた窯焚き。「片口」ばかり何十個も入れました。法事用です。


はじめてのお泊まり

2006年07月27日 | 日記・エッセイ・コラム

夏休みの新幹線。

親子ずれの子、

友だちと一緒の子、

おばあちゃんと一緒の子、

ひとり旅の子。

夏休みは、子どもたちにとって冒険の季節。

素敵な非日常の世界。

きっと子どもの数だけ、思いでも生まれる。

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今回、東京の娘のところから、8歳になる娘を預かったてきた。「ひとりでお泊まりするのは初めて」。

新幹線の中でも、家の中でも、

どこかが緊張している。

すべてのことが、「はじめて」に満ち満ちていた頃、

世界は、キラキラと輝いて、

とらえどころのないはてしない夢で満ちていた・・・・よね。

(どの子の夏休みも、素敵な思い出でいっぱいになるといいね)


戦い

2006年07月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 「今年は、どうも山野草の咲き具合がおかしい」。

 そう思ったのはもう二週間ほど前のこと。いつもなら咲く筈の笹ユリや山百合やレンゲショウマや、あの丈夫な野かんぞうまで咲きゃしない。

20060604_011_1   今年は、雨の日も多かった。

  草取りもしてやらなかったし・・・。

 思い立って、早朝から武装して草取りを始めた。

 何ということだろう、行く先々に、予想をはるかに超えた雑草がバリヤのように茂っている。山野草はというと、その陰に隠れてヒョロヒョロとかろうじて伸びている。

 「ちょっと遅かったか !」

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  強いのは細い笹と藪がらしとドクダミのたぐいだ。片っ端から引き抜くが、容易なことではない。雑草と戦いながら、途中ではたと気がついた。山野草がもやしのようにヒョロヒョロしているのは、雑草のせいばかりではない。近くにある樹木の葉が、天を覆うように茂っているせいなのだ。百合類のある椿の木の下には、かすかな光しか来ない。下枝を掃わなくてはだめなのだ戦いの相手がランクアップする。ああ !

0000002_004_1   ちなみに、昨年は50センチくらいの高さで咲いていたトリカブトが、今年はなんと3メートルもの高さに伸びて、まだ花芽がきていない。ましてや、弱い山野草をおいておや、である。

0000002_005_1  「土」と「水」と「太陽」、これがこの世に生命を生み出した。いかに文明が進化しても、その原点は変わりゃしない・・・・。

草取りは、哲学者を生む。

百姓は、多分宇宙の真理と対峙する。

 わけの分からないことを考えながら、小半日の泥まみれの草との戦い。武装したにもかかわらず、損傷は大きな虫さされ三箇所。

           

_055_1  「家の庭は、ほっておいても次々に山野草が咲くのよ」と自慢げにいっていた台詞は取り消し。今年はフジバカマもホトトギスも、セキヤノアキチョウジもあまり期待がもてそうにない。

  *写真は、草取り、枝払いを終えたわがワイルド庭園と、去年はこんな風に咲いていたトリカブトの花で~す。


作品紹介

2006年07月21日 | 作品紹介

_037 陶芸教室の作品をご紹介します。

これ、ナンだと思いますか? 受け皿と蓋がセットになった「蚊取り線香いれ」。ユニークで楽しい作品です。

_040 「李朝の四面体の花入れ」みたいでしょ?

作り始めて二作目の傑作。轆轤が挽けないからタタラで勝負です。もちろん、はじめに設計図あり、です。

_036 ルーシー・リーの世界に挑戦です。

リーの作った粘土を再現して、挽いてみました。嫌味のない上品な釉調に仕上がっています。

_039 同じくルーシー・リーの土を使った水さし。

釉薬をつけずに焼き〆にしたら、白黒のコントラスがこんな風に、鮮明に現れました。

 以上、今回の窯の作品から、その一部をご紹介しました。写真は、クリックすると拡大します。

 

                  


抹茶茶碗

2006年07月19日 | 作品紹介

_041 今、窯を開けました。

 とても素敵な抹茶茶碗がいくつかとれました。

_042          上は、明るい青磁色。

 次は、茶色の生地に白釉の垂れ。

  左は、黄瀬戸釉。

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下は、濃くて渋い緑茶系灰釉。

         いいものができた時は、本当にうれしいです。

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レンズマメカレーのレシピ

2006年07月19日 | 日記・エッセイ・コラム

本場パキスタンの「レンズマメカレー」のレシピは、下記の通りです。

材料 皮なしレンズマメ カップ2杯・たまねぎ1個

他に、にんにく・しょうが・チリパウダー・ターメリック・クミンシート

作り方

1 皮なしレンズマメを10~20分水に浸しておく。

2 カップ4の水にレンズマを入れて炊く。

3, 煮立ってきたら、塩小3を入れ、次にみじん切りした玉ねぎ大1個をい      れ、次にチリパウダー小1を加え、最後にターメリック小2を加えて、ゆっくりと灰汁をとりながら炊きつづける。

4, フライパンに、刻んだにんにく4片と、しょうが2片を入れ、オリーブオイル大3をいれて、弱火でゆっくりいため、最後にクミンシート小1を加えて香りを出す。

5.(3)と(4)とを混ぜて、一炊きしたら、出来上がり。     以上です。

慣れないと、ちょっと変わったこの味、おいしいとは思えないかもしれませんが、先ずはおためしあれ  !


レンズマメのカレー

2006年07月18日 | 日記・エッセイ・コラム

 ここのところしばらく、「ぶろぐ」にご無沙汰してしまいました。一週間ぶりの「ぶろぐ」です。

_030  本日、パキスタン人のヌールさんが、写真のようなレンズマメのカレーを作って、ご馳走してくれました。

 肉などはいっさい使わないシンプルなカレーです。

_031  味は、レンズマメがドロドロに溶けて、ちょっとマッシュポテトのような感じ。日本のカレーとはだいぶ違います。ご飯は、レーズン入りのサフランライス。(これは私が用意)。  素材の味を生かして、後はいろいろな香辛料で味を調えるだけのシンプルカレーです。これがパキスタンの味かな ?

 一般的に、パキスタン男性は厨房に入らないのだそうですが、ヌールさんの手際はなかなかのもの。  あ、そうだ、レシピを聞くのを忘れてしまった・・・・・、レシピは後ほど追加しますね。


夏祭り

2006年07月09日 | 日記・エッセイ・コラム

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家の近くの「音羽山清水寺」の夏祭りでした。

雨が心配されましたが、お昼近くになって「開催」の花火。

静岡では、最初の夏祭りです。おりから帰省中のチビさんに浴衣を着せて、お祭りへ。

この祭り、別名を「浴衣おろし」の祭りといって、毎年、この祭りの日に、浴衣を新調する慣わしがあったのだそうです。

子どもたちにとっても、祭りは「ハレ」の日。屋台のお菓子やおもちゃが買ってもらえる楽しい日です。

_026 ちょっと間延びした間隔で、ヒュルヒュル・ト゜カンと花火が上がります。

でも、花火は、上手く撮れませんねー。


スズカケソウ

2006年07月06日 | 野草

 スズカケソウをご存知ですか。

 今、家の庭ではスズカケソウが、丸い紫色のぼんぼりのような花をたくさん咲かせています。

 20060618_022_2                  何気なく植えて、気にも留めないでいた花でしたが、調べてみるとこれが、環境省のレッドデータブックによる、絶滅危惧IA類(CR:ごく近い将来における野生での絶滅 の危険性が極めて高いもの)ということでした。  

20060618_023_2  コ゛マノハグサ科クガイソウ属の多年草で、あまり、目立つ花ではありませんが、紫色の不思議な形態をしています。去年もよく咲いていましたが、去年は「絶滅危惧種」だとは知りませんでした。

花の着き方が山伏の衣装の鈴懸けに似ているのでこの名がついたそうです。

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 スズカケソウは、園芸植物として江戸時代から知られていましたが、自生地がわからない謎の植物だそうです。日本では最初に、岐阜県の竹林に生育しているものが見つかりました。栽培の逃げ出したものと言われていて、その後、徳島県の貞光町でも見つかりました。川の側のやや暗い斜面で、自生と言われていますが、これもはっきりした証拠がありません。通常、分布を広げるのは『種』によるのに対して、スズカケソウは茎の先端が地面に着いて、そこから根がでて増える・・・つまり、自然に分布したとは考えにくいとされ、中国からの逸出も疑われたままだそうです。なお、中国では形態の変異が多く、いくつかの変種に分かれています。

             (:検索*「スズカケソウ」からの引用)

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初・茶碗

2006年07月04日 | 日記・エッセイ・コラム

20060618_021  茶碗おろし、

 初茶碗 

         使い初め 

         何というのか知らないのですが、

         本日、お茶のお稽古で、

         先日の茶碗を使ってみました。

         色も形も、点て具合も、まぁまぁかな。